短歌 1

コーヒーの渦に溶けてく感情には名前がなくて詩にも出来ない

通り雨 上着を被せてくれたから折りたたみ傘は畳んだままで

炭酸の気が抜けていく夏の夜
私はひとり 泡粒になる






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?