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プラネタリウム見学に思うこと

♪♪あかいめだまの さそり
 ひろげた鷲の  つばさ
 あをいめだまの 小いぬ、
 ひかりのへびの とぐろ♪♪
(星めぐりの歌 / 宮澤賢治より)

4年生の理科に星の学習があります。星は夜にしか見れないですね。授業としての観察は難しいためプラネタリウムを活用しています。
先日、プラネタリウム見学の引率で4年生の子ども達と一緒に出かけて来ました。
那覇市にあるプラネタリウムは、ほしぞら公民館の3Fにあります。モノレール牧志駅下車、徒歩2分の便利な場所です。

以前の久茂地公民館にプラネタリウムがあった当時の機械

プラネタリウムの入口に昔の機械が展示されていました。
「おぉ~!これでたくさんの星を映し出すのか~!」とテンションが上ります。中に入るとこんな感じでした。

プラネタリウム投影機が、以前のよりもコンパクトになっていました!
中での写真撮影は、始まるとNGでしたのでここまで!

さあ、ナビゲーターの方が夜空への案内を始めました!
理科の学習ということで、一般向けのプログラムではなく教科書に合わせたプログラムをしてくれました。

星を見るためにまず一番最初にすることは、方角を確かめること。山や建物を目印にするとよい。とのことでした。

太陽は東の空から昇り、南を通って西に沈む。月も太陽と同じ、東の空から昇り、西に沈む。
では、星の動きはどうでしょう?


星の動きも星座の形は変わらずに、東の空から昇り南を通って西に沈みます。星の動きに軌道を付けて映し出すと、空に大きな円が描かれました。
その中で、ほとんど動かない星が1つ。これが北極星です。
でも、実際には、地球が自転しているために星が動いているように見えるのですよ!とお話してくれました。

大人にしてみれは、そんなこと分かりきったことだと思うのですが、今でこそ「天動説」が当たり前の時代。でも、ガリレオ・ガリレイが自作の望遠鏡で星を観察し、そのことを発見するまでは「地動説」が信じられていて危険な発言をする者として牢に囚えられてしまう時代もあったのです。
ガリレオは「それでも地球は動いている!」という名言を残していますね。


学校での授業に代わってプラネタリウムでの星空観察は、とても有効です。夜の星空が体験できるのですから。
しかし、市街地では夜も明かりが煌々と照らされ、星が見えづらい環境になっています。また、日々の忙しさに追われ夜空をあおぐ余裕もなくなっているような気がします。

1月に日本初の月面着陸を目指し、無事に成功した無人探査機「SLIM」をご存知かと思います。その時、みなさんは夜空に浮かぶ月を見ましたか?
こんな時こそ、子どもと一緒に空を見上げてほしいなぁ。


私は幼い頃、アメリカのアポロ計画で宇宙飛行士が人類初の月面着陸した様子をニュースで知り、父と一緒に月を眺めたことを今でもハッキリと覚えています。私の宇宙への憧れは、その時から始まりました。私の小学生の頃の夢は、宇宙飛行士になりたい!だったのですよ(笑)

でも、私なんかがなれっこない!と、勝手に諦めたんですよね、、、。
ところが、数年後に向井千秋さんが、日本人初の女性宇宙飛行士になってスペースシャトルで宇宙へ行き、無事に生還した映像をテレビで見たときには、鳥肌が立つほど感動しました。
『夢』って、諦めなければ叶うんだ!ということを実感した瞬間でした。


プラネタリウムから話が脱線してしまいましたね。
プラネタリウムでは、代表的な冬の星座(オリオン座他)や冬の大三角形、星座の見つけ方のコツ等々を教えていただきました。

冬の空は、空気が澄んで観察しやすいとのこと。ぜひ、夜空を見上げてほしいものです。しっかり防寒対策をしてね。
果てしない宇宙にロマンを求めて❤




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