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さ よ な ら。 はじめて をくれた 5765。


こんばんは。 noteさん。

早起きをした太陽が、地上のすべてに、力を届けてくれる日が続きます。
庭先で水玉に並んだ黄色い実は、目覚めたばかりの体いっぱいに浴びて、
唯一無二の香りを強く漂わせながら、ゆっくりと、ひだを作っていきます。



押し寄せる熱は、身体を熱くさせるのに、
わたし、には、まるで他人事、のようで。

刻々と、過ぎていく、時間が、
じわり、じわりと、
心を包んで、冷たく、なっていきます。



さ、よ、なら、大好きな、ひと。。


懐かしの、あのメロディが、
くり返し、、何度も、、
頭の中で、流れています。


お別れ、しなくてはならない、と、
ずいぶん前から、分かっていました。

自分で決めた、はず、なのに、
その糸、を切ることが出来ないままに、
気がつけば、ふた月も経っていて、
季節は変わってしまいました。



作り出された、たくさんの中から、
偶然に、巡りあって、
共に過ごしてきた、11の数字たち。

時代の流れに乗れなかった、わたしを、
これまでの時間を一気に飛び越えて、
別の世界の、端っこに、連れて行ってくれました。

毎日どこかで、新しいことを知って、
いつでも、誰かと繋がることが出来ました。

ずっと会えずにいた友達と、話せるようになったのも、
自分のタイミングで、情報を手にできるようになったことも、
今、こうして、あなたに会いに来て、
思いを伝えることができるようになれたのも。


全ては、その数字から、始まったんです。


大袈裟だと、笑われてしまうかもしれないけれど、
今の、わたしにとっては、
いつでも一緒の、パートナー、で。

きっかけをくれた、あのひと、との、
今でも繋がっている、ただ一つだけの、絆でした。


本当は、ずっと一緒に、過ごしていきたかった、けれど、
そう、できないことが分かった、から、
自分から、この手を、離すことに、決めました。

今そうしなければ、
また次に来る、そのとき、まで、
ずっと、どこかで、寂しさを抱えながら、
向き合わなければならない、から。


最後の、最後までは、と、
少しずつ、先延ばしにして、
やってきてしまった、そのとき、に。

まるで気づかないふりをして、
いつものように、うっかり忘れて、
このまま君と暮らせたら、、、なんて、
笑うしかない想像を、してみたりしました。

そして、
諦めるしかない、その未来まで、の、
カウントダウンをしている、
冷静な、わたし、もいました。


お別れ、までの、道順は、
決められた、温度のない文字が並んでいて、
これまで何度も、
その途中まで、行っては引き返して、いたのだけど。


今日だけは、最後の、その向こう、まで。

強い気持ちで、やっと、たどり着いたというのに、
さよならを告げる、そのボタン、を見つめたまま、
ただ、時間だけが、過ぎていきました。


視界の片隅の、そろった数字に、
固まった背中を押されて。
どうにもならない、抵抗を、
たった一瞬だけ、振りほどいて、
この手に、力を込めました。

わたしの指先は、その肌に、わずかに触れて、
かけがえのない、数字たちは、
自由な、新しい世界へと、飛び立ちました。

永遠の、別れ、だというのに、
あまりにも、あっけなく。


目の前に映る世界には、その余韻さえも残らずに、
前と後の、違いが分からないくらいの、空間が、
現実のようには、思えなくて。

本当に、もう逢えないのかなって、
もう一度、確かめてみたけれど。
その方法は、すでにもう、なくなっていて、
あれが最後、だった、んだと、
そこにあったはずの、
消えてしまった、小さな灯りだけが、教えてくれました。


それ以外は、
何も変わらない、
この部屋で。


残っていたのは、
ことばを紡いで、あなたに伝えたい、
そう思っている、わたし、でした。





今日まで、繋がってくれて、ありがとう。。


大切な、想い。
ここに、遺して、いいです、よね。





追伸。
いつか、どこかで、
もう一度、出逢えることができたなら、
今度は、ずっと一緒にいたい、です。




 最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。。