I love meとなかなか言えないから〜anagonの日記 1/19〜

しばらく体調を崩していて更新できてなかった気がします。
そういえば、卒論の指導会が終わりまして、あとは授業の単位と卒論の単位が認定されれば大卒になります。

正直大卒かどうかは僕の活動になんら意味を持ちませんが、どこかで使う日が来るのでしょうか。

さてさて、今年の3月にLES WORLDの海外ワークショップで、リーダーとしてタイのワークショップにいきます。

僕はタイで、他のチームがネパール、インド、フィリピンです。
で、共通のテーマソングを書かせていただきます。

前回は久々の海外ワークショップの再開ということで、子どもたちとの再会という意味で、アルバム収録曲からReunionをテーマソングに使ってもらいました。

が、今回は完全に新曲を書かせてもらいました。

海外ワークショップのテーマソングとして、いつも何を大事にしているかというと、
「子ども達に伝えたいことではなく、子ども達から世界に伝えてほしいことをメッセージにする」ということです。

子どもに伝えたいことというのはほとんど大人のエゴだと思っています。孤児院の子ども達は希望を持っていないかとか、非行に走るかと言えば別にそんなことはありません。もちろん大変な過去があったり、貧困環境で育ってきたという事実はありますが、少なくとも僕が出会った子ども達約150人に関しては、夢があって、友達がいて、全員とっても素敵な子供達です。

だから、特に彼らに伝えたいことというのはないのです。
それよりも、僕を含めて大人に伝えたいことの方が山ほどあって、それを子ども達と共に作品を通して伝えたい。

で、今回のテーマは何にしたかというと、「自分を愛することから、人を愛することへ、そして自分もみんなも愛していこう」というものです。
特に大事なのは、「自分を愛することから」という点。

なかなか、自分を愛するということは難しくて、僕も基本的にずっと僕が嫌いなわけです。

でも、
自分を愛することができたなら、どれだけ日々が楽しくなるだろうか。そしてその日々にいてくれる人を純粋に愛せるのではないか。損益もない、駆け引きもない、100%の愛を送れるんじゃないか。自分の持っている愛を削って渡すのではなく、内から溢れている愛を、自分も満たされながら、相手に愛を送れるんじゃないか。

自分を愛することで、初めて人を愛するということ、自分を含めた世界を愛するということが完全にできるのではないか。

そんなことを考えることがあって、自分を愛することをスタートとした曲を書くことにしました。

音楽のいいところは、歌う必要があるということと、無責任でも許されるという点だと思います。
無責任に、綺麗事を書いても許される、そしてその綺麗事を声に出してみる必要がある。

なかなか「僕は僕を愛してる」と日常でいうことはないけれど、声に出してみたら、そう思えるかもしれない。
だから、でかい声でみんなが「I love me」「I love you」「We love us」と歌える箇所をたくさん作りました。

この間、疲れてる時に途中まで作ったデモ音源に合わせて歌ったら、「I love me」っていうところで普通に泣きました。やっぱり正解です。

曲のタイトルは「Celebrate」です。
「僕は僕を祝う。だって僕は美しいから。そして僕は「僕は僕を愛してる」って言うんだ。今夜僕は言い続けるよ」
そんな歌詞です。(二番は「I love you」、最後は「We love us」になります)


I love meとなかなか言えないけど、この曲を聴いたら、この曲をちょっと歌ってみたら、なんだか少し自分が好きになれた。

そんな風に思ってもらえる曲になったらいいな。

それから、子ども達や今回参加してくれるみんなが、最後には自分も人も抱きしめたくなるようなそんな場面を作る曲になれたらいいな。


そんな願いを込めて作りました。

楽しみにしていてください。


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