「頑張れ」とか「ありのままでいい」とか簡単に使いたくない〜anagonの日記 1/20〜

曲としてまだちゃんと形にできていないですが、3曲ほどすでに作詞をしています。

普段の歌詞の書き方は、
書き溜めている歌詞の原石達から、書きたいテーマに沿うものをパズルのように組み合わせて、少し形を変えて使ったり、
キーフレーズになる言葉から連想的に言葉を考えて、書いたりとかです。

正直歌詞は誰でも書けます。
ただその言葉の使い方にその人の知性や感性や人格が反映されると思っていて、
僕の場合は、そこまで捻りまくってわかりにくい表現はあまりないけれど、
「頑張れ」とか「ありのままでいい」とかそういう言葉を使わないという癖みたいなものがあります。

これらの言葉に対して、歌詞の中で使うことに嫌悪感があります。

仮にこの曲を自分が聞いたとして、「頑張れ」とか言われたら、「頑張ってるわぼけ」って思うし、
「ありのままでいい」とか言われたら、「ありのままで生きてたら、世の中やっていけないし、そもそもありのままってなんだよ」って思います。

「頑張れ」「ありのままでいい」と言う言葉を使う曲が悪いということでは全くありません。
ただ、自分が聞いて嫌になる曲は書きたくない。
僕にとって、「頑張れ」「ありのままでいい」と言う言葉は、何か寄り添ってくれているようで全く寄り添っていない言葉なので、僕は使わない。


まあ、とか言って、いつか使うかもだけど。
使うにしても、突き放さない、どこまでも寄り添えるような暖かさを持った使い方をしたいなと思います。

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