音楽をやめてしまったら〜anagonの日記 1/11〜

今日は昼の3時に起きてしまって、そこから宣伝用の動画を作り、タイ行きの航空券を取り、灯油を買いに行き、映画「Tick, tick... BOOM!」を見てと、割と3時に起きた割にはやることをちゃんとやった日になりました。

今日みた映画は「Tick, tick... BOOM!」という映画で、ミュージカル「RENT」の作者、ジョナサン・ラーソンの自伝ミュージカルを映画化したものでした。

個人的にRENTよりも曲がいい気がしました。それから内容も、RENTよりかは自分に親近感があるからか、スッと入ってきました。

基本的に自分ごとに置き換えられるような映画とかミュージカル、もしくはもうファンタジーレベルの遠い世界の話をしてるものが好きなので、
正直なところ、RENTはファンタジーではないけれど、社会背景があまりに自分の環境と違かったりするので(エイズとかクスリとかゲイというものに今のところ生きていて、近いものとは感じたことがない)、あんまりハマるまでは行きませんでした。

彼女には舞台のDVDがあるからそれを見ろと言われているので、きっと見たらよりRENTがよく思えるのかなと思ったりはしますが、

いずれにせよ、「Tick, tick... BOOM!」は、30歳を目前にして全く売れていないミュージカル作家というジョナサン・ラーソンの立場が、とても自分と似たものを感じて、頑張りたいときにまたみたいなと思える素敵な作品でした。

この映画をみて、「果たして自分は夢に向かって頑張っているのか」というのを自分に問いました。
そもそも、自分にとっての夢はなんなのか。30歳になろうが、諦めないで、周りが定職で安定する中で、それでも追っていたい、電気を止められるくらい貧乏でも叶えたいほどの夢。

詰まるところ僕の夢は、「ミュージシャンとして食っていきたい」に尽きる気がします。

1万人のライブをしたいと言っているけど、別にしなくてもいい。
オリコンチャートとか、紅白歌合戦とかそういうのに名前が出るようなアーティストになりたいかと言えばそうでもない。

ただ、曲を作ったら、その曲が納得できるくらいに人に届いて、ライブをしたら100人くらいは人が来て、それが大体どこの地域に行ってもできて、音楽で得たお金で、生活がしたい。そして死ぬまで音楽をしていたい。

今も音楽に関わることをしながら、生活はできているけれど、
ちょっと違う。

自分の曲を書いて、歌って、自分の音楽をして、それが評価されて、お金になって、生きたい。

大きい夢とかではないけれど、
僕はミュージシャンとして食えるようになる、そして食い続けるためなら、必死になれる気がします。
それをやめることはできないです。

自分の存在価値を、音楽をしていること以外では見出すことができない。
別にマイナスな意味ではなくて、音楽をしている時が、自分に代わりはいないと思える時なんです。
音楽をしている時だけが、この世に自分が生を受けた意味とか喜びを感じる。
自分にしか書けない曲が、自分にしか歌えない曲ができた時に、この世にちっちゃくても生きた証を刻んでいる実感があります。

だから、それをやめることは一生できないと思います。

そしてそれを、趣味で終わらせる気はなくて。ミュージシャンとして生きて、生きた証を残していきたいと思うのです。



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