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真空管アンプが戻ってきた!

始まりは、YouTubeから

 年長者でも、テレビではなくYouTubeをよく見ます。
 最近は、オーディオはオーディオですが、イヤホン・ヘッドホン関係の動画をよく見て、実際に製品を買って聴いていました。もちろん「よい音で聴く」をめざして自分なりの工夫をして。
 そんなある日、オーディオ系YouTuberが50年前のLuxman(Luxキット)の真空管アンプで状態の良いものをレビューしている動画を見ました。
 私も過去に2台ほど真空管アンプを所持し、それなりに楽しんでいましたがアキュフェーズのプリメインアンプ「E-270」をシステムのメインに据えてからは、使わなくなり手放していました。久しぶりに購入意欲がフツフツと湧いてきました。どちらかと言うとこの頃は「そろそろオーディオを処分していこうかな」と思い始めていたのに・・・。

オークションで買ってしまう

 早速ヤフオクにアクセスしました。最近、オーディオ製品はストア出品が多くなってきています。しかし私は、信頼できそうな個人の出品者から購入するようにしています。オーディオマニア・ファンの中には、機器が増えすぎたなどの理由で良心的な価格で出品している方をよく見かけます。マニアの方は、機器を大切に扱っておられるので状態もよいものが多く、失敗することは少ないと考えます。「信頼できそうかどうか」は私のように歳をとってくるとわかるようになってくるものです。今では失敗することはほぼありません。
 落札したのは「LuxキットのA3600」というパワーアンプです。調べてみるとYouTuberの方が買われたA3500の少し後に販売された出力管が違うモデルでした。YouTuberの方は、出品者のお人柄のよさを強調されていました。私も文面から誠実そうな人柄と感じたので、同じ出品者の方かもしれません。事実、送られてきた機器は丁寧に梱包されていました。ご自身の個人メールアドレスも公開され、機器のアフターケアもしてくださるそうです。
多分、経験豊富な自作マニアの方が出品者だと思いました。

アナログレコードは、すべて真空管で

 到着後、すぐにアナログプレーヤーを直に繋いで試聴。パワフルなのにみずみずしい音。解像度も高くレンジも広い。真空管アンプの音質を「滑らかな音」などと表現する人が多いですが、それは全くの間違いであると私は断言します。真空管マニアだけでなく、オーディオを少しお分かりの方なら、そう思われるはずです。
 次に、現在メインのアキュフェーズE-270をプリアンプとして繋いで聴いてみました。これも正解。CDプレーヤーなども繋げられリモコンも使えるから便利。A3600はスピーカー出力が一つですが、アキュフェーズをプリメインとして使えば他のスピーカーが聴けるのもGOOD。

 しかし、フツフツとした購入意欲は衰えません。10年ほど前に欲しかったけど当時は高価で買えなかったSUNAUDIOの真空管式プリアンプSVC-200をオークションで見つけ、出品者が前述のようなマニアの方と思われたので、ポチってしまいました。結果的には、これも正解で真空管のプリ・パワーアンプを両方手にすることができました。そして、手持ちのSTEREO誌付録Luxman製真空管フォノイコライザーと組み合わせて、すべて真空管でアナログレコードを聴くシステムが出来あがりました。

追いやられたアキュフェーズ

 結果的には、アキュフェーズE-270はオーディオラックから一旦追いやられることになってしまいました。ただし、素晴らしい機器なのでまた復活するに違いありません。
 今後、カートリッジを代えたりアームを追加したりとまだまだやりたいことはあります。細かな工夫も加えて音の変化を楽しんでいこうと考えています。その様子やE-270が復活するかなどは、次回以降の記事に記すこととします。

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