灼熱想いに背中で凭れたままの
言葉を知らない僕の心
見透かしているなら
今すぐかじりついてほしい
鮮血の音で

はりつめた弓のような
ぎこちなさに
免疫の乏しさをさらした3秒

あなたは微笑みで返したから
身体中の産毛を血液が走った

生半可な言葉飲み込みすぎて
もう肺に行き場がない

その大きな瞳はどこまでみているの？
千里眼 マンチカン 
そろそろ尾ひれの限界

灼熱想いに背中で凭れたままの
言葉を知らない僕の心
見透かしているなら
今すぐかじりついてほしい
鮮血の音で

憂鬱と隣り合わせの恋に
終末のうれしさを感じた心情
遅れた春ならば夏にならず
この瞬間(とき)だけメビウス
永遠をまわして

柔らかなセリフ 慣れた目付きで
紅ぬぐう耽美な舌先
そっと髪をかき上げ
あらわになるウナジ
理性 野性
全てが果てまで全開

誘惑の影に背筋が震える僕の
言葉に出せない醜い衝動
感じているなら気晴らしの優越でもいい
鮮烈を見せて

灼熱想いに背中で凭れたままの
言葉を知らない僕の心
見透かしているなら
今すぐかじりついてほしい

灼熱想いに背中で凭れたままの
言葉に出せない煮えたぎる激情
見透かしてるなら今すぐ
かじりついてほしい
鮮血の音で
鮮烈を見せて

作詞　安駄鐘彦