アンブローズ(慢性期看護師)

『慢性期医療』こそ今後の日本医療を担っていると、期待して止まない現役看護師です。 急性…

アンブローズ(慢性期看護師)

『慢性期医療』こそ今後の日本医療を担っていると、期待して止まない現役看護師です。 急性期(ICU・脳神経外科・救急外来)で働き、現在は回復期リハビリテーション科に勤務。 看護師として『慢性期医療』の素晴らしさを伝える、自己研鑽を目的にnoteで情報発信しています。 パわ〜!!

最近の記事

自分らしさとは?

久しぶりの投稿です。 忙しさにかまけて投稿をおろそかにした自分を殴りたい、、、ホント情けない、、 このままだと自虐のループに陥りそうなので 反省はこの辺で。また今日から頑張ります。 私事ではありますが、本日6月1日から部署移動することになりました。 約4年間働いた回復期リハビリテーション病棟から 別の回復期リハビリテーション病棟へ移動するのですが、、、(実質変わらないという) そして勤今まで働いていた病棟での最終勤務が昨日だったんですが 最後お世話になったスタッ

    • 医療現場での身体抑制その闇について

      5663日 なんですかこの数字は? 15年と188日いやだから日数に換算するんじゃなくて、、、 13万5912時間あっ、、はい、、 もうとにかくハンパない時間という事だけはわかりましたよ。 皆さん 13万5912時間抑制されたらどうしますか? あっ、、、死にますね、、、 容易には想像できませんが、、 もしボクが同じような状況に直面したら、とてもじゃないけど、、、 生きたくない とある精神科病院の医師が指示した このとんでもない抑制時間の実態、、 2月に発表

      • 神経因性膀胱(下部尿路機能障害)に対する看護

        テレビのCMなんかでも、神経因性膀胱や過活動膀胱のクスリが取り上げられてたりするので割と馴染みのある疾患なのかな?と個人的には思います。 今回はそんな 神経因性膀胱について少し触れていこうと思います。 神経因性膀胱とは、下部尿路機能に関する中枢・抹消神経の障害が原因となり、下部尿路機能障害が生じている病態の総称です。 腎臓から尿管を 上部尿路膀胱から尿道を 下部尿路と言いますが、要するに膀胱と尿道になんらかの障害が起きたことにより、排尿になんらかの影響が及んでいる

        • 【廃用症候群】作るも無くすも看護師次第

          『廃用症候群』看護師ではない方でもこの言葉を1度ぐらい耳にしたことがあるのではないでしょうか? 廃用症候群とは 安静状態が長期に渡って続くことにより起こる様々な心身の機能低下などを指しますちょっと抽象的ですが、ざっくり言えば安静臥床によって【呼吸機能】 【循環機能】【認知機能】【消化管機能】など様々な機能が低下しますってことで間違いないと思います。 そして、実はこの廃用症候群を【看護師】が無意識のうちに作り出していたとしたらどう思いますか? 僕はかつてこの廃用症候群を

          『糖尿病だとなんで動脈硬化になるの?』を患者さんに説明したい

          看護学校を卒業し、国家資格を取得後 実際に病棟で働き始めると色々な現実を目の当たりにし、悩んでしまう事が多いと個人的には思います。 あくまで個人的な経験談ですが、、、そんな現実とのギャップの中でも、特に苦しめられたものがあります。 それが、、、 患者さんから唐突に質問される 疾患や病状についての質問です本来看護師から患者さんや患者家族への病状説明は🆖ですが、、、 唐突に患者さんから、疾患の病態(患者さん本人の)や、今起こっている症状の原因がなんなのか?などについて質問さ

          『糖尿病だとなんで動脈硬化になるの?』を患者さんに説明したい

          ADLを制する者は看護を制する

          看護の世界ではよく使われる言葉 ADL看護師の仕事は大きく分けて2つです。 『診療の補助』と 『療養上の世話』療養上の世話という言葉を保健師助産師看護師法では使用していますが、意味合いとしては、疾患の影響により日常生活活動を自力で行うことが困難な患者さんに対し、援助または介助するという事だと個人的には思っています。 なので、日常生活活動の援助または介助を行う事は看護の役割であり、日常生活活動の維持・向上を目標として日々のケアを行っていく必要があります。 しかし、『日

          ADLを制する者は看護を制する

          最強の看護技術

          皆さんは憶えているだろうか? 学生の頃、病棟実習で必ずと言っていいほど行う看護技術、、 清拭一般的にはあまり知られていない言葉?なのか、看護師以外の友達に 「清拭」という単語はほとんどの場合通用しない。 津軽弁で話してしまう僕の友達と同じぐらい通じない事が多い、、 (※決して、青森県民を侮辱しているわけではないです) この清拭技術を獲得する為に、すごく苦労しました。 今でも病棟で清拭介助をする際に学生の頃を思いだします、、 もうね、、 ただひたすらに熱かったんです

          結局シンプルに体重かな、、

          看護師の皆さんは何をみて、 栄養状態の評価をしてますかね? 身長、体重、BMI、Alb値、、etc..ざっとこんなもんですかね?? (むしろ他にもあれば教えていただきたい、、) 具体的に患者さんの栄養状態が良好なのか? それとも不良なのか? 判断するのってすごく難しいなと個人的には思います。 よく学生の頃から言われていたのが Alb値ですが、、、 アルブミン値は約1月前の値が反映されるため タイムリーな栄養状態の評価にはあまり適さない客観的データである事は皆

          結局シンプルに体重かな、、

          入れっぱなしのバルーンカテーテル(膀胱留置カテーテル)

          看護師免許を取得したのが2010年、、、 あれから11年たちました、、、( ´Д`)早っ 取得した当初は、兎に角、 急性期で働きたいっ!! 『医龍』みたいなチームで患者さんを 助けたいっ!!に憧れていました。 ICU.HCU.ER、etc...僕自身、曲がりなりにも 急性期で経験を積み、現在に至るわけで、、 (現在は慢性期医療、回復期リハビリを学習中) 憧れて飛び込んだ急性期医療を離れ、、 現在、慢性期医療に従事する理由、、 自分自身の心境の変化が起こった出来事、

          入れっぱなしのバルーンカテーテル(膀胱留置カテーテル)

          みんな大好きプリンペラン

          〇〇さんが嘔吐したので、嘔吐時指示使用。 プリンペラン1A静注しましたなんて申し送り病棟で働いていればよく耳にしますね。 今でも鮮明に覚えていることがあります、、、 はじめてプリンペランを使用した 看護師1年目の春、、、 プリンペランという響きが自分の中でツボり ♬プリン〜ペラン、ペラン〜プリン♪謎のメロディーにのせて アンプルを吸う際口ずさんでいました、、 (君をのせて) くだらない思い出はさておき プリンペラン10mgについて簡単に解説 中枢性 抹消性 消

          みんな大好きプリンペラン

          看護師の(クーリングしたい病)

          夜勤入りの申し送りで、日勤者からこんな感じの申し送りを受けた人は、、、 プッチョヘンザ🙋‍♂️🙋‍♂️ (手を挙げてっ!!)「〇〇さん日中37.8℃の発熱がみられたので、クーリングで対応してます。」〇〇さん、BT37.8℃→クーリング中、、 みたいに申し送りをメモしてた自分に言いたい 「本当にクーリングが必要なの? 患者さんはクーリングを希望してるの?」勿論、熱中症の患者さんに対してのクーリング 患者さん本人が安楽目的としてクーリングを希望する場合などは 躊躇する事

          看護師の(クーリングしたい病)