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日本一周中、カブに乗りながら日々考えていること

旅をはじめて、何日経ったんだろうか...

日本一周しているSEIYAです。
もう半年以上も旅をしていて、ついに残りあと1ヶ月となりました。終わりが見えてくると、いろいろ考えざるを得ないこともあります。ので、セーブデータとして今の思考をnoteに書くことにしました。

これまでの旅

簡単に今回の旅の説明をすると...

3/11から福井県の鯖江でシェアハウスに1ヶ月いて、4/12にヤフオクで買ったスーパーカブを和歌山までとりにいく。(元の持ち主が和歌山だった)

その後、メンテナンスなどして4/20に和歌山からカブ旅をスタート。西へ西へ。四国、九州、山陰&山陽、そして関西とまわる。

意外と仕事と同時並行でも進むことはできて、Living Anywhere Commons という定額制泊まり放題サービスを使ったりしながら長期滞在と移動を繰り返してゆっくり進む。

名古屋に着いた頃、自分の親族が亡くなる。法事で関東へ帰ると、まさかのコロナにかかってしまった。そして、コロナの副作用もあってか全てのやる気が消失(スーパー倦怠感、これマジでツラい)。そして旅を再開するも、1週間後に、人生で最も親しい人だったじいちゃんが亡くなってしまった。これはいまだに信じたくないこと。

しかし、落ち込んでいても仕方がないということで、旅を再開。新潟からフェリーで北海道へ。北海道をぐるっと一周して、東北をギザギザに降りてきて、現在は山梨県。

途中途中で、過去に旅や留学で会った人、オンラインでしか会ったことのない人、いま一緒にお仕事している人、働いていたゲストハウスやコワーキングの同僚のところ、読んでいた本の著者の方々、などに会って話をする日々。毎日、人に連絡をしたり、行く前の下調べなども行う。

そうこうしていると、なかなか旅も忙しくなり、旅の途中でブログを書いたりするのも難しくて今に至ります。(はい、言い訳でした)


旅を半年続けて思うこと

今回の旅の目的は、まとめると
「祖先の生きた地を巡り、今後その地でゲストハウスをつくるため、場と地域の事例研究をすること」です。(まあ、そりゃ最初は日本一周したい!っていう純粋な興味でしたが。)

で、祖先を辿るというのはところどころやっていますが本番は山梨県からなのでその進捗はまた今度。

場と地域の事例研究に関しては、個人的にはめちゃくちゃ行きたかったところにたくさんまわれていて、全国の場や地域がどんな取り組みをしているかめちゃくちゃ詳しくなったと思います。(毎回、"場メモ"を毎回取っているので、今後noteにもどんどん書いていきます)

インスタのストーリーズは継続的にアップしているんですが、これがきっかけで自分の現在地が共有できて「いまおれもこのへんいるから会おう!」とか「私の友達ここらへんにいて気が合いそうなので紹介する!」と言ってくれる人がたくさんいて、すごく嬉しいです。そのおかげで、地域に入り込む「ダイブローカル」ができています!

※ダイブローカルとは、その地域のコミュニティへの入口となる場や人を通して、その地にもぐり、愛着を持つこと(という定義で僕が勝手に言っているワードです)。ちなみに現在、サイト制作中。

コミュニティ、と東京で言うと趣味で繋がるサードプレイス的要素が強いイメージですが、地方では地域の人たち同士のつながりが当たり前にあるから、もはや"コミュニティ"というワードもあまり出てきません。

僕は今、多分毎日のように田んぼor畑を見ています。ここ半年くらい毎日まじでそんな感じです。そう言う生活が続くと、「日本」という言葉から連想されるイメージが変わってきます。
これまでは「日本」と聞くと、東京的な風景が浮かんでいたのに対して、今は「日本」と言われたら田園風景が浮かびます。

何が言いたいかと言うと、これまで「地方」とか「地域」という言葉を東京で毎日のように聞いてましたが、それはもちろん東京の人たちからみた話であって...。これから地域に移住する人が増えていけば、「日本 = (今でいう)地域」と、イメージも変わっていくんじゃないかなと思います。

豊かな地域ができるのは、そこに面白い人たちがいるから。ただ、面白い人たちは正直、場所は問わず「面白いことしたい」に熱量があるというケースがほとんどだと思います。だから、場として寛容さがあれば、きっと面白い人たちは来てくれる気がします。

今は、日本の地域の過疎問題に対して、旅を始める前よりも「全然なんとかなりそうだな」って正直思っちゃってます。だって、空いてるところがあったら、そこに若い人たち集まってきてるし。(もしくはもうすぐくる)

地域に必要なのは、「チャレンジしてもいいよ」っていう寛容な空気感だと感じてます。


仕事と旅

5年前に海外バックパッカーで160日世界を巡っていた時は、学生だったので仕事のことを一切考えずに旅してました。(さすがに帰ったらどうするか1mmだけ考えてました)

今回は、旅しつつ、仕事する。現在の仕事は、9割がデザイン。ヒアリングから必要に応じて、ロゴデザインやWEBサイトデザイン、イラストなどをつくるのが主な日々の仕事です。たまにイベントも。フリーランスで、今だと7件ほど案件を持っていて、同時並行で進行しています(クライアント様は全て元々知り合いの方)

「旅しながら仕事」はなかなか慣れるまでハードだけどコツを掴むと結構効率がいいかもしれません。

例えば、「疲れたなあ」ってタイミングでカブで次の拠点へ向かえば気分転換になるし、場所が変われば思い浮かぶものも変わります。

そして、何よりの気づきは、この旅は「無意識的な営業」になっているということです。旅先であった人と仕事仲間になることがあったり、依頼してくれてクライアントになっていただいたり。

日本一周旅をすることで、まず面白がってもらえたり、印象に残りやすくなる。そして、日本一周しながら仕事というのもなかなかいないので覚えてもらいやすい気がしてて、それを面白がってくれる人とは一緒に楽しく働けるはず!なので、いますごく気持ちよく進められる案件がとても多いです!

途中で、今関わっているプロジェクトのチームの人たちが僕のいる場所まで来てくれて合宿をしたんですが、それもすごくよかったです。集中できるし、仲良くなるし、そのプロジェクトが楽しくなります。多分。


帰ってから、どうするのか

これはいま、めちゃくちゃ考えていることです...。旅が一生続けば、なんてことはマジで1mmも考えてなくて、どちらかというと精一杯働きたいなと思ってます。

ただ、いろんなものを旅で見過ぎて(その分意見も聞いて)選択のパラドックス状態にもなりつつあります...笑

いま、考えているのはこんな感じ
①デザイナーとして誰かの元できっちり修行する
②すぐにゲストハウス開業に向けて行動

これめちゃくちゃ悩んだのですが、ほぼ答え出ました。

①も結局は②に移行はするのですが、その逆は多分できない...ということを考えたら、長い人生のうち数年しかできないんだから、帰宅後は修行期間に入った方が絶対良くないか…?と思いまして(②の場所がまだ定まりきっていないのもあるが)

けど、修行するなら1つ会社よりも1人のプロフェッショナルめがけて「働かせてください!」と言いに行った方がいいと思うので、旅が終わったらそれをやりたいと思ってます。やります。が、断られることもウルトラぜんぜんありえるのでそれはまたその時考えようかな...。

今は、創造力をとにかく上げたい。もっといいものを作れるようになりたい。1人尊敬するデザイナーさんがいうには、ディープラーニング(≒とにかくたくさん見て学び実践すること)が大事だと。

帰ったら、ライフスタイルも少しずつ変わりそうで2023年はかなり未知…ですが、全力ダッシュで駆け抜けます..!


日本一周、楽しいよ!

もしものもしも、ここまで読んでくれた人がいたらありがとうございました!インスタやツイッターでちょこちょこ旅の様子をあげてますので、もしよければそちらもよろしくお願いします!

Instagram : @seiyaaa_8
Twitter : @seiyaaa_8

日本一周やってみたいという人に、結構たくさん会います。日本一周は、やり方によってオリジナルの旅が楽しめるか、ただの観光になるか変わってくると思います。だから、ダイブローカルすることや、移動と仕事を重ねるということができるようになると、もつと楽しくなるんじゃないかな!と思います。(あくまで個人の感想です)

あと日本一周って、あまり年齢は関係ないのでぜひ!別に発信しなくても旅していいわけだし、仕事しながらでなくてもいいし、大学生じゃなくてもやったっていい。気軽にやりましょう。少なくとも俺は、発信力がそんなにないけど現地の人たちと話す時間はとても楽しくて、また帰ってきたいところや会いたい友達が増えて、日本一周やって本当によかったです(まだ旅終わってないけど笑)

もし準備ができるなら、ソトコトなどで下調べをしたり、地方系のイベントに参加したりすることはオススメ!もしできれば、イベントを開催するというのが一番良いと思います。旅の前に3年かけて250本ほどイベントをやっていたのは(リアル/オンライン問わず)この旅でとても活きました。


あ、それと...


旅の終了記念イベント的に、12月頭にモテアマス三軒茶屋付近で屋台イベントやります!ざっくばらんに、旅中にあった人もそうでない人も交わって楽しめたらと思って企画しました。

12/4(土) 13:00-「屋台やるから来てほしい」
ぜひぜひ遊びにきてくださいー!


credit:カバーフォト by 梶直輝さん

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