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課題解決Pシーズン5 参加者紹介-濱野 真凪さん 不妊治療、先の見えない不安を解消へ

濱野 真凪 さん
(ミスエル)

■課題解決プロジェクトで取り組む課題や背景を教えてください

いま取り組んでいる課題は、不妊治療における先が見えない不安を解消することです。私も実際に4年ほど不妊治療を経験し、「ネットやSNS上に点在している他患者の治療情報を集め、自分用に応用して今後の方針を考えることの困難さ」をとても感じました。毎月毎月、合否判定をもらうような気分になりがちな不妊治療において、ある程度今後の見通しをもっておくことの大切さは、この時とても実感しました。
元々病院で作業療法士として勤務しており、担当患者さんと共に今後のリハビリ計画を立てる経験は何度もしてきたので、そのときと同じような感覚で、自分の不妊治療計画も立てていたような気がします。

■どんな事業、サービスになりますか

オンラインで専門家と繋がり、患者自身が治療の今後を見据えることができるようなサービスを作る予定です。医療機関では、様々な要因により1人の患者に充分な時間をかけることができない場合があります。患者側も、忙しそうなスタッフを見て遠慮し、聞きたいことが聞けないという思いを抱えています。そこで私たちが両者の間に立つことで、診察時のコミュニケーションコスト削減、患者満足度の向上に寄与し、不妊治療における時間的・金銭的ロスを減らします。
さらに、ヘルスツーリズムというかたちで新たな体験を提供し、治療中の不安や迷いを少しでも解消したいと考えています。

■半年後のゴール、または目標のイメージを教えてください

  • 各方面の専門家から意見をもらい、プロトタイプを作成後、モニター実施

  • ヘルスツーリズムの開催に向け、実施場所とプログラム内容が概ね決定

■事業成長に向け、(メンターさん以外で)必要とするサポート、つながりたい法人・個人を教えてください

・不妊治療業界で働く医療従事者の方(特に医師、看護師)
・カウンセリング関連で研究されている方
・この事業にご興味のあるキャリアコンサルタントの方
・ヘルスツーリズムでご協力いただける宿泊施設や自治体の方

■なぜ、アンカー神戸の課題解決プロジェクトに応募されましたか? 期待することはどんなことですか

これまで医療業界でしか働いたことがなかった私には、ビジネス面でのアドバイスをいただける環境が必要だと思い、応募しました。プロジェクト開始後は積極的に専門家を紹介してくださり、とても助かっています。
今後は、産学官医連携が推進されている神戸で、医療機関・研究機関などとも連携しながらエビデンスに基づくサービスを作り、まずは神戸からこの事業を広げていきたいと思っています。そのため、引き続き様々な面でサポートいただければ嬉しいです。


メンター

山岡健人(株式会社アドリブワークス 代表取締役)

早稲田大学卒業後、IT業界を中心にキャリアを築き、企業のデジタルマーケティングやDXなどを推進。アクセンチュアではインバウンド需要の盛り上がりを受け、日本最大規模のジョイントベンチャー立ち上げに参画。経営や営業戦略におけるコンサルティング業務を担当した後、2018年にアドリブワークスを創業し、スタートアップの立ち上げをサポートしている。

栗山依子(株式会社アドリブワークス)

起業したい人のための マッチングサイト「triven®︎」とスタートアップスタジオ「NOROSI」の運営&コーディネーター。東京・大阪で広告業界に約12年×24/7、営業企画&プロデューサーとして、食品や雑貨の商品開発からPR・広告マーケティング全般に従事。今は伯方島で無農薬ライムの栽培、スペシャリティカレー「otsucurry」の開発など、自身の商品開発〜PR〜出口開拓に奮闘中。

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