冬の匂いと一緒に運んでくる感情はきらめきと揺らぎでわたしはたちまちうずくまる、この部屋で 怖くなるんだおもいだすんだ 違う部屋での、あの部屋での、全てを 全部消すなんて無理だけど、でも、あの日より少しずつは進んでいる自分を少しだけ好きになる あの日から少しずつ自分が形成されてゆく、ずたぼろのこころが少しずつきれいになる、でも、傷は消えないまま。傷、とゆうのは完全に消えることなんてなく、ただずっとそこにあるだけ。その傷に触れてはおもいだす、あの日とか、雪の日とか。傷さえつけれなかってあのひとはせかいでいちばんきもちわるいし、嫌いなんかすらおもわない、残るのは気持ち悪さ、ただそれだけ。あの子は元気かな、あのひとはうまくやれているといいな もっと白い透明ならうまくやれたかな 何にも知らなければ勝てたかな。いろんな気持ちの中でぐるぐるしては壁にぶつかってうずくまり、静かに泣く。泣くことすらできなくなったらさみしいから、それでもいいや。ただただ好きだったんだよと言うとすこしちがうしすこしへんな、すこしへんな、すこしへんな色を纏ってはすこしへんになってゆく自分がすこしへんで、たのしかったんだ そうゆうのってきっと、大切でしょ。きっと80年くらいは、平均的に生きられるこの時代で、失敗したり迷わないのなんて多分かわいそうで、だから、人それぞれなんだけどさそういうのって、少しでも少しでも、記憶にこびりついて離れないみたいなそんな、おもいでを自分で作りたい、いろんなせかいをみたい、お前らの薄っぺらい言葉の100倍は思っているよ。子供の頃、せかいが教室だけだった。鬱憤だったり退屈に、真っ正面から向き合っていたが、今思えばあんなのはただの予行練習だったようにおもう。あの頃付き合っていたひとたちすべて、いま、縁がないのは少し笑えるけど、私はもう、死んでいないし進んでいる少なくとも、あの頃よりは、ね。
明日にはまた平和ボケした一日がのんびりやってきてはのんびり終わる、そんなのはいやだ、だからはじめる、終わる、全部をただ感じていたいだけ、その為ならなんだってする。

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