朝焼け

AM 6:31。窓の外の色に目が惹かれてぼーっとしても、その色はすぐに過ぎ去ってしまう。刹那。ふと、渋谷でハロウィンを楽しんだ人たちは今日の朝、この上ない虚無感を感じたりするのだろうかとかおもったりおもわなかったり。コスプレすることに縁がないから、ハロウィンという文化をきちんと楽しんだことはないけれど、ハロウィンやクリスマス特有のなんだか街が楽しそうに華やかになるところは夏のお祭りと違って、とても好き。モチーフが可愛いからだろうか。パンプキンもサンタクロースも、みつけただけで心がすこしあったまる。
すこしの腹痛に思い出すのが春で、もう時間の経過のはやさについ涙がでてしまいそうになる。寂しいとか、悲しいとか、そんな感情だけで飛び込めるほど私は愚かじゃない。どうせならそんな単純に感情だけで動いてしまえれば、号泣し、傷つき、きちんと終えれるんだろうな。私は捩れにねじれたから、つい、期待してしまう、勘違いしてしまう、終わってしまったことに延長戦を勝手に書いてしまう。冬の匂いがそっと、それを許してしまう。
そしたらもう、雪が降って全部ごなごなにする、あるいは。

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