ヨーロッパ一人旅⑦ 南仏ドライブSomewhere Near Marseilles
南仏ドライブ
フランス滞在二日目は、数ヶ月前にバンクーバーで出会ったフランスの友達が南仏を案内してくれるというので南仏ドライブへ。体感晴れだったけど現地人からしてみればshit weatherらしい。よくそれでバンクーバーの気候に耐えれたな。
コースはマルセイユから彼の地元La ciotatまで。見たことない地中海の植物たちが作る景色に心躍る車内ではテクノが爆音で流れている。
海が青すぎてずっと爆笑していた。あまりにもきれいすぎる。北海道民は南の青い海に見慣れていないから言葉を失ってしまう。天気は良いけど風が強いのでちらほらと薄手のダウンを羽織っている人を見かける。
1時間半くらいのドライブを終えてLa ciotatoへ到着。フランス料理食いたいっていったら「ちょっとそれは高いな」といわれてフランス風のタコス(?)を食べた。やっぱり無職の風格はちがうぜ(ちなみに今は日本で言う失業手当を貰っているらしいし、まったく働く気がない)何もしなくても焦燥感に追われないフランス人。これだから芸術とかが発展するんですかね、知らないけど。こういうどこまでも日本と違う価値観が面白いから好き。
友達が前まで働いていたsailing教室にフランス人の友達の友達と合流して、友達のお兄ちゃんとも話した!(英語で話してくれた!)
最後に彼の家へ。全部の部屋からバルコニーにアクセスできるようになっていて内装がめちゃめちゃかわいかった。3匹のかわいい猫しゃんに癒やされ、ママも登場してこれまた英語で話してくれた。
MarseilleまではSNCFに乗って25分くらいで到着。チケットをオンラインで買ったんだけど、駅には改札もなにもなくて結局電車を降りてもチェックされなかった。旅レジからマルセイユでストライキ(greve)があると通知されてたのでかなり減便されていたみたい
本当はスーパーマーケットで食料調達したかったけどそういうお店があまりにもなくて、ちっさいぼったくられそうなミニコンビニみたいなところでバナナとポテチを買う、袋がすでに破れてしまっている。
久々にたくさん太陽を浴びてくたくたに5時間もお昼寝してしまった。これはちゃんと夏にきて海で泳ぎたいな。
Somewhere Near Marseilles
この歌詞を聴いたときに、いやマルセイユってロンドンとパリの中間じゃなくない?マルセイユについて調べても治安が悪いという情報しかでてこないし。宇多田ヒカルはなんでこのマルセイユでバカンスしようとしてんだ?となっていたのが去年の1月。まさか1年後自分が同じシチュエーションになってるとは想像できなかった。そしてマルセイユで待ち合わせするのにも納得した。このブログ自体割と淡々と描いているけど、時の流れがゆっくりで快晴なこの土地では特筆することもないし、過剰にエモーショナルになる必要もない。マルセイユは「観光する」というよりも誰かと数日「ゆっくり過ごす」ことに適している。
旅先で、海外で、数日あった人、異性、知らない土地、で人を信じることなんてほとんどできない、難しい、一縷の望みをかけて信じてみてその先に広がる景色を見れることはあと何回あるのだろうか。そういう景色をみるために英語の向こう側にある景色を求めて留学生活頑張っていてよかったなと心から思った瞬間だった。言葉や文章ではいくつも伝わらないけど、いつか忘れてしまうかもしれないからここに記しておきたい。
明日はマルセイユソロ観光するよ☀
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