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流されたい@西粟倉

そんなものない!と叫びたいくらいだ。もっともそうなことは考えてみたけど、適当なことは、やはり見つからない。そりゃ、わたしだって戸惑っている。こんなこと、わたしにしては、とてもめずらしいことだ。

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はい、西粟倉村に滞在しています、月曜日担当のとやまです。大学生最後の夏休みを活用してわたしはいま、ここにいます。大学生はいつでも夏休み、かな...。趣味は写真と喫茶店めぐりです。6月末に念願のフィルムカメラを購入して小躍りしました。

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さて、みんなが軽やかで、すてきな文章を書くものだから、内心ひえええと思いながら、途中までの重たい下書きをごみ箱に葬ってみた。そして、ここに至る。この文章の感じは、ある大好きな方のnoteを真似してみてるのだけど、うん、けっこう、楽しい。

わたしがさとのば大学に行こうと決めたのは
5月の末、就活の終盤の頃。まぁね、就活って、そうなるんですよ。比較的あっぱらぱーな就活をしたわたしでさえ、自分のダメなところがやたら見えて、自信持てたことないな、って思っちゃったり。だってみんな、自分こんなことやってきました、こんなことできますって、あたかもすごい人のように話せるんだもん。(あたかも、じゃないよね、きっと本当にそうなんだよね。) 空っぽのわたしは、張りぼての自信さえ作れずに、いつも自信なさげに話すもんだから、人事の方に「自信なさそうだけど、大丈夫?!」って聞かれたことも何度か。うーん、すみません。

まぁとは言っても、わたしは自信をつけにここにきたわけじゃない。だって、今までも何度か、自信つけるぞ、ってトライしてみたことももちろんあって。そんなね、簡単に自信なんてつくわけないし、別にいいじゃんね、自信なんてなくても。って、開き直ってるわたしもいるわけで。

それで、最初のことばに、戻る。
「そんなものない!」

一 つ前置きとして(?)言っておきたいのが、わたしは、とてもびびりなのだ。新しい環境に飛び込むとか、新しいことに挑戦するとか、苦手中の苦手。新しいコミュニティとかもってのほか。想像できないものが怖い。大学生活中はずっと同じところでバイトしてたし、ずっと同じサークルに入り浸っていた。それらの場所がわたしは好きだった。でも、好きなことを、いつも言い訳にしていた。新しいことを始めない、言い訳に。

就活は、そんなわたしをちょっと、変えてくれた。ひとりじゃどうしようもなくて悶々としていたわたしに、姉から「知り合いがやってるから行ってみたら」とイベント参加をすすめるメッセージが入った。Facebookのイベント?beの肩書き…?はぁ、とは思いつつ、もうね、新しい世界に飛びこむとか、そんな怖さより前に、目の前の就活への恐怖が勝って、わたしは、行く、と決心していた。

結論、新しい世界、なんて言えるほどではないかもしれないけど、小さく踏み出した一歩はとても素敵なものだった。いろんなFacebookのイベントに通い詰めるくらいには。新しい人との出会い。新しい考え、価値観、人生観との出会い。わたしの就活にも、人生にも、少しずつ安心感を与えてくれた。知らないことに触れるのは楽しかった。

わたしはこのまま、他の人が新しいことに挑戦するのを羨んで、楽しい世界を開拓するのを妬んで、それでこの安全地帯にとどまるのか。これからも。想像できない世界を、怖いと思ったまま、諦めたままにしておくのか。踏み出さないのか。否。わたしは、自分の人生を、楽しみたい。別に、大きなことを成し遂げたいわけじゃないけど、自分の人生を、楽しみたい。こんな自己中心的な考えどうなの、と思うけど。

そうして思ったことは、「流されたい」ということだ。自分の興味を持ったこと、自分が関わったもの、自分に関わってくれた人、いろんなものから影響を受けながら、いろんなものに興味を持ちながら、そして、いろんなものを楽しみながら生きたい。ちゃんと変化を楽しめる、流れる、流される人生を送りたい。

だから、なんとなくワクワクした、さとのば大学に、ほぼ脊髄反射で飛び込んでみることを決めていた。それを、知らない場所に飛び込んでみる、少し大きめの第一歩として。(来ると決めたあとに何度かびびってやめたくなったのは内緒。)だから、きた理由はきっと、あるようで、ない。

理由のないわたしが、ここでなにを見つけるのか。うーん、次回はなにについて書こうか。みんなの流れに身を任せる。

#さとのば大学1期生 #西粟倉村

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