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アンリ四世🇫🇷 最終章~救世主の血筋と描かれた勝者の未来史~📖⚜️

はじめに

今回の記事はアンリ四世の生涯に焦点を当て、16,17世紀のヨーロッパの歴史を振り返る以下の二つの記事の最終章となります。


※二つの記事の内容と過去からの流れが抜けている場合は"点と点が繋がる線の理解"ではなく"ただの一点の理解"となってしまうため、まだお読みでない方はまずは上記の二つの記事を読んでから先に進む事をおすすめします。


なぜ過去から学ぶ事が大切なのか?
それは有名なこの言葉に集約されているのではないでしょうか。

"過去を支配する者が未来を支配し
未来を支配する者が現在を支配する"

ジョージ•オーウェル
小説1984年の著者 ジョージ•オーウェル

現在の世界の状況を見渡す限り、彼が代表作『1984年』で描いたディストピアの世界がそのまま私達の未来になってしまいそうな勢いですが、僕は人類は必ずこの危機を乗り越えると確信しています。
なぜなら"危機"とは "Danger and Opportunity"です。
"危"が訪れた後には必ず"機"、つまりチャンスが到来します。

ただし、"機"を掴むには否応にもまずは"危"を乗り越えなければいけません

そして乗り越えるためには過去から現在、未来まで一つの線で繋がっている大きな本流の流れを知る必要があります。

それは、過去から未来に向けて一直線に伸びている大きな流れの中で歩むべき道を誤らないためにです。

では参りましょう。


未知へのディープダイブ

さて、ここまで非常に重要な人物であるアンリ四世の生涯と時代背景を二回に渡り振り返ってきましたが、この時代背景を学んだ上でいよいよここからが本題のディープダイブです。
新たな時代を切り開いたアンリ四世からの流れはしっかりと現代にも受け継がれています。
ジョージ•オーウェルが"過去を支配する者が未来を支配する"と言い残したように、未来は過去からの流れに支配されます。
その後の未来への大きな流れが定められた歴史的な出来事を振り返っていきましょう。



もちろん準備ができた方からです。


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