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「And Build」という映像メディアを始めます。

大手メディア企業で働く24歳、某大手IT企業で働く23歳、そして大手メーカーに就職が決まった24歳大学生。僕らは都内にいるごく普通の若者。

僕らは別々の大学、会社にいながら共通して、「And Build」というメディアを創っている。「And Build」とは簡単に言うと、「自分投影メディア」だ。(と思って創っている)

自分投影メディア?なにそれ。

うーん。一番表現に適した言葉なのかは正直わからない。でも、間違いないなく言えるのは、僕たちは正解のない答えを日々探しながらメディアを創っているということ。

“モヤモヤ”という超抽象的な難題

僕たちが描きたいテーマは「自分自身のモヤモヤにどう向き合っていくのか」。
”モヤモヤ“の例としては、

・仕事がやりたいことではない。
・好きなことを見つけるために色々手を出しているが中途半端
・何をやっても続かない
・何か一つではなくて、いろんなことがしたい。
・すぐにSNSで周りにいる活躍している人を見て自分を卑下してしまう

では、なぜ“モヤモヤ”をテーマにするのか。
それは、僕らもモヤモヤすることがたくさんあるから。

僕自身、なんとなく大企業に入ったものの、特別やりたいことがあったわけではないし、情熱を注いで働いているわけではない。

「大企業でおっきな仕事をしてみたい」
「最初はお金にならなくてもフリーで好きなことをやっていく」

みんなそれぞれ理想の働き方には、軸があると思う。就活でも面接で聞かれた。でもどれだけの人が、揺るぎない軸を持っているのだろう。僕は正直まだない。大企業で大きな仕事に挑戦してみたいし、少人数のギルド型組織で働いてみたいし、個人で趣味を仕事にしてみたい。わがままなのかもしれない。

ならば、「僕たち」を語ればいい


生き方に悩んでいる人が多いからこそ、世の中にはあふれんばかりの雑誌、ビジネス書、インタビューコンテンツ、ハウツーメディアが存在すると思う。それらが僕らに様々なことを教えてくれる。でも僕は、それを読んでも教養や、一般的な常識を手に入れただけで、僕自身は何一つ変わっていないんだと気づく。中にはポジショニングトークも多い。そこから自分自身にどう当てはめるのか、自分とどう重なるのか、想像が及びにくい。

だから僕らは「モヤモヤしている自分たち」を語ることにした。なぜなら、僕らが考える一番大事なことは、自分と向き合うことだから。

いつの間にかSNSは“綺麗な部分”の見せ合いになって、承認欲求が満たされないためにもっと繕い、もっと着飾っていく。そんな人格の見えない他人と比較して自分を蔑み、もっとモヤモヤしていく。

だから僕らは、裸になってモヤモヤと正面から向き合い、それを映像で表現する。立場が全く違う人に、正解を伝えるより、「モヤモヤしている当本人」が、試行錯誤しながらもがいているを伝えていく。他人ではなく、自分の軸でいきていく。これがどれだけ大変で泥臭いことなのか。SNSではなかなか見れない「過程」を僕たちは発信していきたいと思う。

映像で実験していく。


つまり、このメディアにペルソナは存在しない。強いて言うならば、それは自分たち。「一般論」「正解」を伝えることはできない。僕たちには、同じくモヤモヤしている若者が、具体的にどんな悩みを抱えて、どうやったら解決できるのかなんてわからない。

じゃあ、どうやって表現するのか。
僕たち3人がそれぞれ抱える具体的な“モヤモヤ”をもとに自分が会いたいと思う人に会ってインタビューしていく。もう一度言うが、これは自分たちがバカ真面目に自分たちのモヤモヤに向き合っていく。主語は僕たちだ。

さいごに

ここまで、偉そうな事を述べてきたが、僕たちはそこらへんにいるただの若者たちだ。ごく普通の大学生が社会に出て荒波に揉まれながらしがみついている。本業の傍らで、土日や仕事終わりに集まってこうして新しいものを作ろうとしているが、仕事でストレス溜まるとたまに音信不通になるし、不言実行だし、寝坊するし、なかなか前に進まない。1人じゃ何もできない。

でも僕らは「妄想」している。こうして必死に逃げずに一番納得できる生き方を探し続けて行動していればいつか理想の自分になっているのではと。SNSで隣の青い芝をみて妬ましく思う暇は無くなるほど、自分の軸が出来上がっているのではないかなと。

まずはメディアで自分たちを投影しながら、必死に模索していく。もしかしたら、そんな映像をみて誰かが自分自身を投影してくれたら嬉しい。