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アンドパッドにジョインして1年。自分のスキルを見直してみた。

こんにちは。ANDPAD ZEROの平塚です。
アンドパッドにジョインしてからちょうど1年が経ちました。

節目を迎えるにあたり、地方のゼネコンからアンドパッドへ飛びこんだ私のこの1年間を振り返ってみたいと思います。
詳しくは後述しますが、新しく学ぶことだらけで、決してラクな一年ではなかったのですが、日々学び、楽しみながら働くことができていると実感しています。もともと持っていたスキルをどう活かせているのか、また、ジョイン後に新たに何を学ぶ必要があったのか、といった点に触れ、これまでの成果や今後の課題をお話できればと思います。

今後、アンドパッドにジョインしたいとお考えの方やアンドパッドに興味をお持ちの方(特に、現在ゼネコンで働かれている方で)の参考になれば幸いです。

ゼネコン時代に身に付けたスキル

私は、地場のゼネコン出身で、約5年ほど設計業務と施工管理業務に携わっていました。
主に現場に従事することが多く、職人さんやお施主様と接する機会も多くありました。お施主様のご要望をしっかりと聞き取り、その要望を噛み砕いて職人さんにしっかりと伝達・指示する必要がありました。はじめは職人さんから「わかりやすく伝えてほしい‥」といった表情をされることもあり、戸惑っていましたが、経験とともに、知恵や自信もつき、現場所長を任されるまでになりました。お施主様の要望を現場に反映することが難しいシーンもあったのですが、そういう時には、お施主様との打合せに職人さんを巻き込むことで、その場でしっかりと合意をとって進めていく、という工夫もしました。伝書鳩になるだけではなく、意思を持ってまとめていくことが重要だと考えています。

こうした経験から、以前の職場で培えたな、と思うスキルを以下のとおりまとめてみました。

現場の工務面での知識や経験も多く学べたところですが、汎用的なヒアリング力やコミュニケーションスキルが培えたことが、私にとって大きかったと今感じています。

ゼネコン時代に身に着けたスキルの活用、見直しと調整

アンドパッドへジョイン後、先ほど挙げたようなゼネコンで培ったスキルが活きるシーンも多くありました。他方、建設SaaSのアンドパッドで、加えて、0→1、1→10をつくっていくANDPAD ZEROにおいては、新たに身に着けるスキルが必要であったり、先ほど紹介したゼネコンで培ったスキルの見直しや調整も必要になりました。仕事で関わる相手が変わり、業務内容も変わったことで、私自身をしっかりと適応していく必要がありました。

足りないスキルをどう補ったか、その結果

アンドパッドへのジョイン後、以下のようなスキルがまだまだ足りておらず、ジョイン後しっかり身に着ける必要があると気が付きました。

新たに必要になったスキルは、なかなか身に着けるのが難しいところではありますが、折に触れて、まわりの社員から学んだり、時にはお客様からもフィードバックをいただきながら、まさに今取り組んでいるところです。

「IT力」については、お客様へのサービス内容の説明などの際にスキルの不足を感じました。些細なところで言えば、パスワードの再設定やログイン案内、画面の切り替わりの説明などを、誰にでもわかりやすく説明するための基礎スキルでもあります。

この点、自身で勉強したり、社内の方からいろいろと教わりながら身に着けていきました。社内のメンバーも悩みそうな点が見つかったり、お客様がご説明を受けて躓きやすい点が分かってきた際には、それらを資料としてまとめ、社内の方に見ていただき、フィードバックをいただきながら、社内展開するといったことも、スキル向上の助けになりました。

「プレゼン力」については、正直、一番苦戦している部分でもあります。上司や周囲のメンバーから学ぶ点も多くありますが、自分で本を読んだり、参考となる資料を見つけたりする、といったことが助けとなっています。本を読み、社内の方で良い見本となる方が沢山いましたのでその方を参考に資料を作ってみたり、とにかく数をこなすことでだんだんとわかりやすい資料になっていっていると思います。

「課題の発見解決力」は、より詳しく言い換えれば「お客様固有の課題の発見/同業のお客様との共通の課題の発見と、それらの解決能力」と言えると思います。以前の職場では、1つの会社のルールしか知らなかった私ですが、実際にお客様の工事現場を何度も訪問することで、お客様の会社の業務の詳細や会社特有のルール等を多く発見できるようになってきました。現場の解像度を上げることで、固有の課題と共通の課題の両方が鮮明になっていく感覚があります。

ゼネコン時代に身に着けたスキルの活用、アンラーニング

アンドパッドにジョインしてからの私にとって、さきほどご紹介した、ゼネコン時代に培ったスキル「お施主様との打合せで、相手求めているものを見極める力」「職人さんへの業務指示などの、コミュニケーション能力」「職人さんやお施主様との打合せで意見をまとめる力」は活かしつつも、しっかりと調整して適応させていく必要がありました。

よく「ラーニングよりもアンラーニングの方が重要である」と聞きますが、私にとってはまさに、このスキルの見直し、調整というアンラーニングが、ひとつの大きな課題であり、まさに向き合っているところです。

「見極め力」は、ゼネコン時代は施主のニーズを明確化することで、見極める相手は施主のみでした。一方、アンドパッドでは、職人の方、現場担当者、管理者など複数レイヤーのニーズを統合的に「見極める」必要があり、総体としてのニーズの明確化を日々学んでいます。
ゼネコンで務めていた時と異なる立場・視点に立ち、直接現場担当者や職人の方と対話することで、お客様の課題を発見できるように努めています。

「コミュニケーション能力」については、ゼネコン時代はどちらかというと、「誰かに指示をする側」だったのですが、今では、「誰かの質問に答える側」になったと感じています。違う視点や考え方をもって、誰に何を聞かれてもいいようにしっかりと準備をする、即座に自分の引き出しから引っ張り出すことが必要と感じています。
顧客との会話の中から要点を見つけ(ここは「見極める力」にも繋がりますが)、それに対して端的に答える練習を積み重ねて行くことでスキルの調整をしているところです。

「意見をまとめる力」は、ゼネコン時代には、職人さんやお施主様の意見をまとめ、所長へ報告することがほとんどでした。アンドパッドでは、ANDPADを導入してくださった企業様の本社の方と実際にANDPADを利用する現場の所長の方との間で議論する際に必要になるスキルとなりました。
ただその場の意見を収束させるのではなく、ANDPADを利用することでどう業務の効率化を実現できるのかを考えながら意見をまとめることも重要です。今後のことや業務でネックになっている点はどこか等、原因と結果、過去と未来の視点をもって考えながら全体をまとめていく必要があります。
これには多くの場数・経験が必要であると感じており、上司とお客様の打合せに同席させていただき打合せのやり取りを議事録として残し後から振り返ることでスキルの調整をしています。

おわりに

1年の振り返りの記事、いかがだったでしょうか。
年を重ねるごとに1年すぎるスピードが早く感じられる、とも言いますが、私のこの1年は、スピードの速さだけではなく、学ぶ内容の濃さも、人生で一番だったかもしれません。

アンドパッドの組織内でのANDPAD ZEROという位置づけから、ゼネコン業界の課題だけでなく、ANDPADのプロダクトに留まらず中長期的な目線で課題解決とプロダクトの開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

職人のみなさんなどにもANDPADのプロダクトを利用いただくように水平展開し、より多くの課題解決に寄与できるよう努力していきたいです。これらの目標に向けて、次の1年間も引き続き頑張っていきます!


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