かねてから、
望月麻衣さんの「満月珈琲店の星詠み」シリーズ
を気に入って読んでいるのですが、今回は、そのシリーズで必ずイラストを描いている桜田千尋さんの写真集のように美しいイラストストーリー集です。

もちろん、物語は、望月麻衣さんが書いています。

このお二人の息の合った共作で、表紙をめくった途端に物語に「落ちる」感じが、私はたまらなく好きです。

表紙の絵は、
星のシロップがかかった満月バターのホットケーキ
と
天の川のミルクティー
です。

既に何冊か読んでその世界観を知っている私は、その表紙を観ただけで、主人公と瞬時にシンクロして、その悲しみが、優しい甘さと甘い香りで癒されていくのを感じました。

これはもう、ジャケ買いですね。

絵が、物語に奥行きを作り、没入感を与えてくれるので、さらに深くストーリーに落ちていく感覚を味わえます。

ストーリと合わせて絵を楽しむことはもちろんですが、イラスト集として、イラストだけを楽しむこともできるこの本は、リビングの本棚に飾って、折々に手にとって味わいたいです。

次は、「満月珈琲店のレシピ帖」を手に入れて、自分で自分を癒やすスイーツをつくるのもいいなぁ。