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割ってしまった形見

2年近く前、「形見」というタイトルで、こんな文章を書きました。

そうなのです。
このクリーマーは、大好きだった伯母の形見だったのです。
それを、私のうっかりで割ってしまいました。。。。。

しばし落ち込みました。
その日一日を暗い気持ちで過ごさなくてはならなくなりそうでした。毎日の朝のコーヒータイムには欠かせない存在でしたから。

でも、そこを踏ん張ってネットで検索しまくりました。

ロイヤルコペンハーゲンのトランクェーバーシリーズのもので、もう中古品しかなく、みつけられたのは幸運でした。

ひとつひとつ手作りで手描きなので、微妙な風合いの違いがあります。
両手で持ったとき、伯母の形見の方が、なんとなく厚みと丸味があって、内容物を包み込むような暖かさがあるような感じがしました。

もっとも、これは私の思い入れが大きく影響していると思います。
形見とは単なるモノではなく、元の持ち主、この場合は伯母への私の気持ちも、その感覚に加味されていると思うからです。

使えなくなってしまったけれど、伯母の形見のクリーマーは、つなぎ合わせられる破片はつなぎ合わせて、飾っておこうと思います。

明日から、あらたに我が家にきてくれたクリーマーで美味しい珈琲を味わいたいと思います。

季節も良くなってきたし、ベランダコーヒーをするのが楽しみです。

伯母の形見のクリーマーで生クリームのホイップを作った時の写真


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