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風俗に特有の「ランキング」って?

女性用風俗・男性用風俗、パパ活・ママ活を経験してきたあんどうが、今回は、風俗のランキングについて書いてみました。
少しパパ活・ママ活のことにも触れています。


・お金の話

過去の記事において、何度か風俗のお金のことについて触れました。

風俗キャストさんの稼ぎの話題になると、業界人はともかく、お客さまの立場の人は「結局金か!」となるかもしれません。
でも、キャストさんは仕事として風俗に取り組んでいるのだから、お金のことが気になるのは当たり前でもあります。
(もちろん、目の前のキャストさんが自分のことを諭吉だと思っていたら、誰だっていい気はしませんが…)

だけど、キャストさんの目的がお金だけではないことも、実は珍しくないんです。

・ランキングというものがある

キャストさんには稼ぎの他にも、風俗を仕事だと思っているからこそ気にしているものがあります。
それはランキングです。

男性用風俗、女性用風俗関係なく、ランキングを採用している風俗店はかなり多いです。
月ごとに集計を行い、翌月に新しいランキングを発表するのが一般的です。
お店以外にも、風俗情報サイトで掲載店舗を横断したランキングを設けていたり、複数の店舗を抱える大手になるとグループ全体で1つのランキングを出しているケースもあります。

ランキングの基準は単純に指名の本数であったり、本指名率(リピーターの割合)や、売上内容に合わせて加算するポイント制を独自に導入している場合もあり様々です。

ランキングは、人気商売である風俗に特有の慣習であると私は考えています。
指名をいただいて初めて成り立つ職業ならではと言えそうです。

他でもない自分自身がたくさん指名されてランキングに載るということは、わかりやすくかなり自己肯定感が上がるできごとです
そのため、最初は純粋にお金が目的で風俗をはじめたキャストさんであっても、仕事を続けるにつれランキング上位に食い込むことが目標になる人も珍しくありません。

ちなみに、このようなランキングはパパ活・ママ活にはない慣習です。
交際クラブはあくまで仲介業者で風俗店とは立ち場が違うからでしょう。
(パパ活・ママ活でも、交際クラブに登録しているパパ活女子・ママ活男子が、クラブ内の階級で分けられていることはあります)

・メリット

キャストさんが目標をもつことは、お客さまにもいい影響があります。
前向きにがんばる人がそばにいるとポジティブな気持ちになるのは、風俗に限らずよくあることかもしれません。
意外と「がんばっている人を応援したい」と考える人は多いので、目標に向かってがんばるキャストさんを、多くのお客さまは喜んで応援してくれます。
(余談ですが、パパ活・ママ活においても「夢のある若者を応援したい」と考えるパパ・ママは多いです。)

また、ランキングに載りたいと思ったら、キャストさんは接客やサービスの質を向上させなければなりません。
ランキングを気にせず適当にやり過ごすキャストさんより、ランキングを気にして自分の腕に磨きをかけるキャストさんの方が、お客さまに喜ばれるのは自然なことのように思われます。

・デメリット

ここまで見ると、ランキングはお客さま・キャストさんの双方にとっていいことしかないように感じます。
しかし、最近はランキングを問題視する声も上がっています。

ランキングによって常に競争にさらさているキャストさんにはプレッシャーがつきまといます。
とくにランキング上位の争いは熾烈になりがちです。

また、どうしてもランキングに載りたいと考えるキャストさんが、本番行為などの不正に手を染めることもあります
これ以外にも、ライバルを蹴落とすために、爆サイ等の口コミ掲示板に根も葉もないことを書き込むことも珍しくありません
(私は風俗の口コミ掲示板の口コミの8割はウソだと思っています。ほとんど参考にならないと思ってもらって大丈夫です

さらに、何度も指名をもらうために、ウソを並べて言葉巧みにお客さまを頻繁に来店させるというケースもあります(ランキング関係なく、売上のためにこれをやる場合もあります)。
ここまで来ると詐欺と言えそうです。

風俗は人気商売なので他と比べられてしまうのはある程度仕方ないし、ランキングを理由に不正行為や詐欺まがいのことをしていいわけではありません。
でも、近年ランキングをめぐる争いが激化している感は、男性用風俗、女性用風俗のどちらでも否めません。


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