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「イイ男」の定義とは?アンディの思う最高の「イイ男」 関根"シュレック"秀樹選手

 今日も今日とて柔術は楽しい。

 今日は 「イイ男」の話。


1.「イイ男」の定義とは?

 「イイ男」とはなんなのか。。。今の時代にこの言い回しはちょっとコンプラ的に不適切なのか?と思わなくもないですが、個人的に「イイ男」って言葉は粋で好きです。

 「イイ男」。外見、優しさ、強さ、地位、権力、雰囲気、などなどいろいろありますが、顔だけ、優しいだけ、強いだけ、の人は「イイ男」とは限りません。では全部そろったらイイ男か、というとそれも微妙です。

 自分の考える「イイ男」とは「周りの人間にいい影響を与える人」です。その人の生き様をみてほかの人が勇気をもらったり、前向きな気持ちになれる存在、それが「イイ男」だと思います。

 アンディの周りにも「イイ男」はたくさんいるのですが、一番最初に浮かんだ方のことを書きます。

2.シュレック関根さんは最高に「イイ男」

 シュレック関根さんです。本当に関根さんは「イイ男」なんです。関根さんはまさに「周りの人間にいい影響を与える人」を体現しています。関根さんの生き様、試合、考え方に自分はすごい勇気をもらいました。

簡単なプロフィールは以下。

元静岡県警の刑事という異色の経歴を持ち、40代にしてプロ格闘家へと転向する。格闘技のベースは幼少より学んだ柔道と、刑事時代より始めた柔術だ。その柔術では全日本ブラジリアン柔術選手権優勝、 IBJJFアジア選手権優勝、ADCCアジアトライアル優勝など数々の実績を残した。プロ転向後はONE、 DEEPのリングでMMAの試合をする一方で、昨今ではその特徴的な風貌と存在感で、プロレスのリングでも活躍。全日本、ハードヒット、リアルジャパンといったリングで人気を博している。

関根“シュレック”秀樹 - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト (rizinff.com)

 関根さんのいいところをとにかく片っ端から語っていきます!

①異例の経歴とチャレンジ

 元警察官で、40代で総合格闘家に転向。すごすぎる。本当に。関根さんの挑戦に勇気をもらったオッサンはたくさんいると思います。自分も関根さんの挑戦を見て「関根さんの年であんなにやれるのに自分はこの程度でめげたらいかんな」と思えることが沢山ありました。

②逆境を跳ね返す生き様

 関根さんは病気を患っています。あえてここでは病名は書きませんが、本当につらいことだと思います。自分だったら立ち直れないかもしれません。そんな中プロMMAファイター、プロレスラー、柔術家として戦う姿は何よりも勇気をもらえます。大変な時は自分だけが大変な気がしますが、関根さんの戦う姿を見るとそんなことはないんだと思えます。

③昭和生まれ最強!!!

 ついつい忘れがちですが、関根さんは50歳です(2024年3月現在)。いやはや。自分もオッサンぶって「回復力が落ちた」だの「もうしんどい」だの言ってしまうことはありますが、50歳の関根さんがあれだけやってるの見ると弱音を吐く自分が情けなくなります。

④優しい、マジで

 アマチュアの自分にも入会当初から優しく話しかけてくれました。本当に優しいんですよ。試合前はミットを持ってくれたり、スパーで受けてくれたり。RIZINファイターがいちアマチュア選手を「チームだから」とサポートしてくれるのです。体だけじゃなくて心もでかい方です。

⑤面白い、ユーモア

 YouTubeを見てる方はご存知でしょうが、関根さんのトークめちゃくちゃ面白いんです。淡々とした語り口調でボケるのがいいんですよね。あと、警察官時代も含めていろんな人の人生を見て来てるので話に含蓄があって面白いです。練習後の雑談めちゃくちゃ楽しい。プロファイターなのに気取らずにフランクに接してくれます。YouTubeではあまりはなさない下ネタも最高です。聞きたい人はボンサイに入会を(笑)

⑥理論派

 ついついあの体格とリングネームのイメージがあるのでパワータイプに思えがちですが、関根さんはめちゃくちゃ理論派です。クラスのインストラクションは力に頼らない理にかなったテクニックはめちゃくちゃ面白いです。技のコンセプトを重視されていて、ただ手順を追うだけではない本質を大事にしたテクニックはとても勉強になります。ちなみにスパーリングもめちゃくちゃ柔らかいです。
 また、ルールをめちゃくちゃ研究したり、サプリや体のケアを徹底したり、強くなるために本当に細かい積み重ねをされています。自分もルールの話やコンセプトの話、などいろいろ教えてもらって、自分の中で関根さんの価値観はすごい大事にしています。

3.関根さんの紡ぐ言葉

いくつか引用で紹介します。

「俺って何のために生きてるの? って悩み抜いた末に、プロ格闘家という答えが見つかりました。警察官時代に補導した不良少年たちに、『学校に行きたくないなら行かなくてもいいけど、夢は叶えよう』と言っていたのに、自分はプロレスラーになるという夢を叶えていなかった。そんな自分がカッコ悪く思えてね。警官を辞めるのはリスキーでしたけど、自分に、そして悩める人たちに戦うことで勇気を与えたいと思ったんです」

関根”シュレック”秀樹 「闘病しながら戦う俺の姿を見せたい」 | FRIDAYデジタル (kodansha.co.jp)

「若い頃は自分のために戦う。ただ、40代になったらそれだけじゃ戦えない。でも、人の思いがあれば戦える。我欲がなくなったら戦えるんです。昔、俺が補導した不良少年や、逮捕して更生した人たちが俺を応援してくれている。彼らの思いがあるから、今の俺は最強なんです」

関根”シュレック”秀樹 「闘病しながら戦う俺の姿を見せたい」 | FRIDAYデジタル (kodansha.co.jp)

「勝って言いたかったことは3つある。1つはUWF、プロレス、最強! 2つ目は警察官最強!40代、50代、60代も。まだまだ平成生まれには負けない! 昭和生まれ最強!俺みたいなのでも、日本最強に、あきらめずに根性があれば勝てるんだよ! 病気があっても、あきらめずにいればいいことがるから。悩みがあっても俺に言ってきてや!」

2021年大晦日RIZINにて、シビサイ選手に勝利後のインタビュー

 2021年大晦日で関根さんの見せてくれた試合は自分の人生の中でも最も感動した試合の一つです。本当に最高でした。

まとめ

 自分の両親が「この人浜松の人なんでしょ。もう40後半なのにすごいよねえ。こんなにやれるんだね。応援したくなるね」と言ってました。自分の友人が「関根さんが一番好きな格闘家。なんか見てると元気出るんだよ」と言っていました。

 格闘技を全くやらない人たちにもこんなふうに関根さんの戦いと生き様が伝わっているのが分かって、その時はなんだか泣きそうになりました。

 こんなふうに周りの人間にいい影響を与えまくる関根さんは最高の「イイ男」です。感情のままに文章を書いてしまいました。少しでも関根さんの魅力が伝わったら嬉しいです。

2024/3/12 アンディ

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