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新型コロナ対策 提供する価値を再設計してみよう ドリルを売るには穴を売れ

本日はマーケティング関連のお話を。

「新型コロナで大幅に売り上げが減ってしまった。。。」

状況の変化で消費行動が変わり、売り上げが減った業界って多いのではないでしょうか。
そんな時に考えたいのが、提供価値を見直すということです。

提供価値を見直す??
なんのこっちゃですよね…
特に売り上げが減っている観光地でのお土産物やさんを例にしてみましょう。


提供価値とは?

そもそも提供価値とはなんなのか。

英語ではバリュープロポジション(Value Proposition)。
企業・組織として顧客やステークホルダーに手渡せる、他が真似することのできない独自の価値。
ブランドコンセプトの核となるものであり、情緒的価値と機能的価値の二つからなる。
他方、バリュー(Value)という場合は、日本語の価値観となるので、提供価値とは別である。

引用:GRAMCO

独自の価値とありますが、お土産物やさんを例にすると、、、

・会社の同僚に配るものを見つける
・お世話になった友人へのギフトを送る
・彼氏との思い出の品を探す

などなど、一つのお土産物でも、たくさんの価値を提供していることがわかります。

お土産物屋さんの価値を再設計!

では、このお土産物の価値を再設計してみましょう。

とある島根県のお土産物やさんでは、島根県名物ののどぐろのせんべいを販売しています。
こののどぐろ、島根出身のテニスの錦織圭君が大好きと公言しているお魚なんです。
そこで、お土産物に

「テニスの錦織圭君が大好きなお魚、
のどぐろをふんだんに使った煎餅です!」

と、でかでかとPOPを貼り付けてみましょう。
すると、、、

例えば、お世話になった友人へギフトを送ろうと思った観光客が来店します。
その友人というのが大のテニス好きであった場合、この観光客はPOPに立ち止まることでしょう。
そして、友人に圭君のネタを話しながらお土産を渡すシーンを想像します。
結果、無意識に近い状態で、そのお土産を手にしているのです。


ドリルを売るには穴を売れ

この例では、

お世話になった友人へのギフトを送る

という提供価値に、わずかPOP一枚貼り付けることで、付加価値を付け加えることができました。

そのように、今自分たちが提供している価値が、

いつ?
どこで?
誰に?
どうやって?
なんのために?

のように、深堀りしていくと、提供価値を付け加えるヒントがでてきます。
売り上げに悩んでいる方は、自分たちの顧客がどんな価値を感じて、サービスを購入しているのか、今一度振り返ってみるといいかもしれません。



ちなみに、私の大好きな書籍で、マーケティング入門の一冊
ドリルを売るには穴を売れ
では、イタリア料理店を再生していくストーリー仕立てで、提供価値について学ぶことができます。

ぜひ参考にしてみてください!


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新型コロナ対策 提供する価値を再設計してみよう
ドリルを売るには穴を売れ!


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