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雨の日でも、2人ならきっと大丈夫。〜僕ら夫婦の原点〜

僕ら夫婦の原点

先日、とあるプロジェクトのスタートに向けて、インタビューを受けました。
その際に「お二人の(夫婦としての)原点、みたいなのってありますか?」と質問をされました。
そのときに、とっさに答えたのが、今日のブログのタイトルです。

「雨の日も、2人ならきっと大丈夫。」
これは僕ら夫婦の結婚式の時に設定したコンセプトです。
そして、いつからかこのコンセプトは、
結婚式の時だけに使うウェディング・コンセプトから、
僕ら夫婦のライフ・コンセプトにまで浸透しているように感じます。

そんな僕らの原点である結婚式の話を今日は書いてみたいと思います。


僕らの結婚式

妻と付き合い始めて1年がたった頃に僕らは恋人から夫婦になりました。
2016年の7月のことです。

「結婚式、どうする...?」
入籍当初の二人の話題はこればかりでした。

お互いフリーランスで仕事をしていて、そこまでお金はありません。貯金なんぞもちろんありません。
かといって、結婚式をしないままにするのもなんだかな...。
と、いろいろ考えていた時に気づいたのは、
「参加する皆様から結婚式の費用に当てるお金をご祝儀という形でご支援していただくって、これもはやクラウドファンディングじゃん」
ということ。
クラウドファンディングとして考えるなら、僕らでも作り上げることができるかもしれない。
そう思って準備を始めたのが入籍した年の10月でした。

(なんでその切り口なら行けると思ったのか、いまとなってはよくわかりません。)
(言い出したのは僕です)

いわゆる、手作り結婚式。
プランニング会社さんにも、ウェディング会社さんにも、式場にもお願いせず、
自分たちで会場から衣装からなにからなにまで準備することにしてみました。

ちなみに、準備に必要だったのはこの辺りです

・全体のプランと、強度を高めてくれるトータルコンセプト
・ウェディングロゴマーク
・全体予算
・会場(都内。遠方からもアクセスしやすく閑静な場所)
・ウェディングドレス(マーメイドドレスにしました)
・ヘアメイク
・ブーケを作っていただくようのお花屋さん(ブルースターをメインにしました)
・招待状と送付作業
・オリジナル切手の制作
・引き出物
・ドレスコード(超自由、にしました)
・会場装飾
・フードケータリングの内容と予算、コンセプト
・ウェディングケーキとそのコンセプト、演出方法
・ドリンクケータリングの内容と予算
・フォトグラファー
・楽団(生演奏がほしい)
・当日のスタッフさん
・当日のタイムテーブルと台本
・特設サイトのデザインと実装
・前撮りで着る衣装と構図、場所
・ロケハン
・参加費
・ご祝儀の受付方法(BASEで受け付けました)
・ウェルカムボードの制作

開催は2017年の6月。結婚1周年のタイミングで行うことに。
のこり8ヶ月で本当にできるのか。ドキドキしながら、そして喧嘩もたくさんしながら準備しました。
上記リストをみていただくとわかるように、頭作業と手作業と事務作業が同時に行われて、ほんと大変です。
これは、手作りだからとか、関係なく、全ての結婚式はこれぐらい大変だと思います。
結婚してまもなく訪れる最初の試練、といっても過言ではないでしょう。いやまじで。

場所は代官山にあるスタジオ。よくテレビなどの収録現場としても使われる場所です。
選んだ決め手は、階段のアプローチがとても素敵だったというところでした。

フードもドリンクもケータリングも、
衣装もヘアメイクさんも、
楽団も、装飾も、当日のスタッフも台本も脚本も
招待状も、特設サイトも、写真も、
本当にイチから結婚式を作り上げるのは、すごく楽しくて、そしてすごく大変でした。
お互いの価値観が、相撲のぶつかり稽古よろしく、毎日本気でぶつかり合う。
でも、ぶつかり合った分、お互いの得意不得意がわかったり、
手分けしてやれば、やれないことないぞ、と自信がついたり。

きっと、この結婚式のおかげで
「やってやれないことはない」と妙な自信がついたように思います。
それだけ、自分たちで作り上げる結婚式は僕らの成功体験として根強く残っていて
今日までの、僕らの挑戦を確実に後押ししてくれるものになっています。
自分たちで結婚式を作り上げなかったら、
きっと夫婦で企業することもなかったし、カフェをやることもなかったかもしれないな、と思うほどです。

結婚式に合わせて作った物は最後に写真を添付しておきますね。

コンセプトに託した想い


雨の日も、二人ならきっと大丈夫

結婚式を開催するにあたって決めたコンセプトです。
なんで、結婚式にコンセプトを作ったのかはあまり覚えていないのですが、
「これを結婚式の合言葉にしよう!」と言い出したのは紛れもなく僕です。
でも、このコンセプトがあったから、世界観を統一することができたように思います。

雨の日、という嫌なことも
一人なら辛いままだけど
二人ならきっと乗り越えられる。
きっと笑って乗り越えられる。
これから先、
いいこともあると思うけれど、
きっと嫌なこともたくさんある。
二人で力を合わせて、
嫌なことを全部全部乗り越えて行こう。
大丈夫。二人ならきっと、大丈夫。

そんな誓いの言葉まで書いていました。

目の前に起こる全ての現実は、ただの現実であって、
それをどう解釈するかは、いつだって僕ら次第だと思っています。
僕らが「その現実」を「楽しい」と解釈すれば楽しくなるし、
「辛い」と解釈すれば、辛くなる。
ついつい「辛い」と解釈してしまうような現実(雨の日)も、
二人ならきっとそこに「楽しさ」を見つけることができる。
二人いれば、違う視点がもてて、違う解釈がうまれて、現実はいかようにも変化させることができる。
一人の人生から、二人の人生になる、というのはそういうことだと思うんです。
手を取り合っていく、ってそういうことだと思うんです。
僕が落ち込んでいても、妻の視点や解釈が、希望になる。
妻が辛そうにしていても、僕が違う視点や解釈を持てれば、助けることができるかもしれない。
僕ら夫婦の関係性は、きっとこういう価値観が根本にあるように思います。

パートナーシップ

雨の日でも、2人ならきっと大丈夫。
これは、いま僕らが経営している
パートナーシップカンパニー こたつ においても、大事な僕らの価値観です。

ひとりじゃできないことがあるけれど、ふたりならきっとできる。
そうやって、手を取り合える会社にしたい。
そうやって、手を取り合える社会をつくりたい。
その全てを、お互いの「らしさ」を尊重し肯定する姿勢から始めよう。

ぼくらが、パートナーシップにこだわるのも、
こんな結婚式があったからだと思います。
そして、そんな成功体験が僕らの中にあるからこそ、
パートナーシップ、という可能性を無限に感じているのかもしれません。

いろんな人と、いろんな形で関わって行けたら嬉しいです。

写真
最後に結婚式の写真を貼って終わりにします

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Planning : Tsukasa Ando / Kaori Ando (cotatsu llc)
Graphic Design : Tsukasa Ando (cotatsu llc)
Motion Graphics : Yuto Chiba (free-lance)
Photo : Atsushi / Chinami Komatsu
Welcome Board : Akiha 
Music : Umineco Gakudan
Drink : PERFECT BEER
Food : fete cafe
Place : STUDIO Le cave

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