フリーライター Ayuko Nakahara

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フリーライター Ayuko Nakahara

profile フリーライター  andyou Edit. 中原あゆ子 2000年よりライター業スタート。新聞、雑誌、企業・行政関係の広報誌・WEBサイトなどの媒体を中心に経済、ソーシャル、旅、グルメ等をメインジャンルとして執筆中。趣味は音楽と音にまつわること。

最近の記事

人の想いを酌む力

主要メディアを中心に長年ライターとして活動していますが、否応なしにウェブメディアやソーシャルメディアの仕事のウェートは高まっています。 その流れのなかで、ウェブやソーシャルメディアにおいても文章のクオリティの高さを求められる場面は、確実に増えています。発端はおそらく、数年前のコピペキュレーションメディア問題からだと考えます。 あれでキュレーションメディアの信頼性が大幅に下落しましたね。キュレーションに留まらずウェブ広告全体に影響が広がっています。踊らされていた読者(消費者

    • 姿鏡で自分を見るように

      頭の良さや、見た目、ましてや学歴などとはまったく無関係に、個性を活かす道はあります。とはいうものの、自分の個性や特性、ストロングポイントって気づきにくいものですね。 個性とは、茂木健一郎さん風にいえば偶有性。一見、偶然起こった事でも、のちに考えれば必然だったのではないかということはよくありますね。両親から生まれたという事実は究極の偶有性です。 まずは自分の個性を知ることから。 自分自身の潜在能力を知るには、瞬間的にドーパミンを放出するような機会があると良いそう。たとえば

      • 読書感想文に思う

        「あんなものなくなればいい」 「なんで毎年出るの?意味不明」 「ネットで文例探してコピペ」 などと、いつの世も疎まれているのが 夏休みの宿題の定番、読書感想文。 「なつやすみのとも」と同じく なくならない課題のひとつでしょうね。 私はなぜか、普通の作文より 読書感想文を書く方が好きな子どもでした。 夏休みが近づくと「文部省推薦 課題図書」的な 銀色の丸いシールを貼った本が書店に並びます。 学年別に3冊ずつありましたっけ。 平積みになった課題図書を片っ端から開いて 立ち

        • 自由な心の余地を保つために

          計算はどちらかというと苦手だが、「引き算」は得意。 何が大切か、何が必要か、という物事(話)の肝を、いち早く掴む。 最初からぞんざいに扱うのではなく、すべてを見聞きしながらも その都度リアルタイムで真意を汲み取り、すばやく取捨選択することが習慣になっている。 あまりに情報が多い昨今は、とかく情報過多になりがちだけれど 印象にもっとも残ることだけを心に留め、それ以外は静かに忘れていくことも大切だと思う。 人との関係も同じく。 温かな感情を通わせる「今」は大切だけれど、 その

          誰にでもドラマがある。

           長引くコロナ禍のなか、方向転換をためらっていた私たちも、生き方を見つめ直す時期に入ってきたように思います。大切にしたいことが明確になってきた今、発信の方向性を一から変えたいという自社サイトの更新依頼が増えています。 「ほかのサイトと同じような言葉の羅列で、上っ面な感がある」「今の自分の思いとかけ離れてしまってしっくりこない」「時代や実体と合わなくなった」など理由はさまざま。  既存サイトを読ませてもらうと、なるほど、デザインが垢抜けていて目を引くわりに、引っ掛かりがなく

          誰にでもドラマがある。

          心をフラットな地平に置くということ

          「note登録1年おめでとうございます!」とメッセージが来たので思い出した。そういえば、note…ほったらかしだったな。 というわけで書いてみた。 タイミングが合えばそれは必然。 昨日、想田和弘監督と妻の柏木規与子プロデューサーによるドキュメンタリー「精神0」を観に行った。監督のフェイスブックに登場する奥さま語録のファンで、夫妻揃っての舞台挨拶があると聞いて駆けつけたのだ。前回の「精神」も「牡蠣工場」も「港町」も観たいと思いつつ、実は初見でして。 シネマクレールは連日

          心をフラットな地平に置くということ