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音楽のもつ力って手に負えないと思うんだ

本題を書く前に、私の大好きなクラッシックの楽曲をただただ羅列しようと思います。

~私の好きな曲たち~(ジャンルバラバラ。挙げきれないので本当に好きなもの)
・バッハ 無伴奏チェロ組曲
・モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」
・リスト 巡礼の年第一年「スイス」
     巡礼の年第三年 エステ荘の噴水
・ショパン バラード第四番
(これは高1の時コンクール本選で弾きました。聴きたいけれど、恐ろしいほど色々な思い出があります。)
      スケルツォ第四番
・チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
・シベリウス ヴァイオリン協奏曲
・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第三番
(二番ではありません。三番)
・ラヴェル 夜のガスパールより オンディーヌ
・スクリャービン ピアノソナタ第三番
(これも高校生の頃チャレンジ。ああ、思い出、、、ああ)
         ピアノソナタ第四番
(大学の選抜演奏会で弾いたもの。あああああああ、とても悲しい愛おしい思い出。)



私は音大をやめました。20年やってきたピアノをやめました。
でも、クラシック音楽は、好きです。
ただ、好きだけど、聴きたいけれど、聴けないです。


クラシック音楽を聴くと、ピアノの音を聴くと心が温かくなります。慣れ親しんだ音たち、毎日を共に生きてきた音楽たち。

ただ、それと同時に忘れていた記憶、感情がどわああああああって脳裏に広がっていきます。悔しかったこと、辛かったこと、私のほとんどの人生は音楽とともにあったので、それは言い換えるとほとんどの思い出が音と共にあったということ。


音楽を聴くだけで、病んでいて辛かった時期の思い出や、
親と進路でもめて悲しかったことや、
不登校中に担任からかかってくる電話が恐怖だったこと、
家族と顔を合わせられなかったこと、

その時の光景、感情が鮮やかに思い出されるんです。


暗い時代、今となっては日常的に思い出すことのない記憶を振り返るのは、大変に体力を使います。そして気分が落ち込みます。

私はただクラシック音楽を聴きたいだけなのに。
あーこの子が弾いてた曲だ。
コンクールでよく耳にした曲だ。
実技試験で弾いた曲だ。


全ての思い出を忘れて、純粋に音楽を楽しめたらいいのにな。


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