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リロケーションチャートにおける5室と11室の変化

リロケーションしたらチャートのハウス区分が変わったという話を何度かしました。

これとか

これとか

大きく変わったのは、以下の通りです。

  姫路 → 札幌 → 関東地方

10室 獅子座→乙女座→獅子座と乙女座
4室 水瓶座→魚座→水瓶座と魚座

11室 乙女座→乙女座と天秤座→天秤座
5室 魚座→魚座と牡羊座→牡羊座


10室の変化についてはこの前触れたので、今日は5室と11室について何がどう変わるのかを見てみたいと思います。特に生まれた場所である姫路のチャートと、今住んでいる埼玉県小川町のチャートを見てみます。

5室について

まず、5室の意味ですが、5室のカルディアンオーダーに基づく古典的なハウスルーラーは金星です。ここはジョイも金星なので、とにかく金星に影響されるハウスということになります。

金星の意味はトキメキですね。楽しみ、陶酔、魅力、快感などの象意などがあります。とにかく快楽が至上命題であり、そのためなら何でもすると言うくらいに、ちょっと頭のおかしい天体とも言えるんですね。(笑)

5室は魚座ですから、ハッピーなイメージを追いかけることに楽しみを見いだしたいと言うようなことでしょうか。春に希望を抱くような、そんな感じでワクワクするものを応援し、楽しみ、時にはそれを自分に強いたりもします。


ルーラーは木星と海王星です。木星は2室にあり、海王星は12室にあります。

2室は「わたしのもの」の部屋なので、自分がこの世に残していきたい物の部屋ということになりますから、5室で楽しんだことを2室に記録し、コンテンツ化します。それは僕の実績ということになりますし、能力ということでもあり、それが仕事につながり、お金にもつながる可能性があるということになります。

12室は「あなたの面倒事」の部屋です。ここのカルディアンオーダーのルーラーは金星と土星です。12室は時間的には早朝であり、まだ靄がかかったような時間帯で、あれやこれやとやることもありますが、夜が明けたということで、金星のトキメキもあるという時間帯です。

5室の大家さんが12室にいる海王星ということは、よく見えないもの、目に見えない世界について楽しむというような感じかも知れません。神秘思想だとか、魔術とか、タロットとか、こういう占星術なんかに興味を示しているのは、5室→12室という海王星の流れがあるからと言えるのでしょう。


と、これが元々の生まれた場所である姫路のチャートから読み取れる、5室という事になるわけですが、札幌では魚座と牡羊座となり、関東地方においては牡羊座のみとなります。

5室牡羊座だと、全く違うエネルギーの流れが起こるということになりますから、これはちゃんと見ておかないといけないなと思ったのです。

5室牡羊座ですと、牡羊座のルーラーである火星がどこに行っているかと言うことが問題になります。小川町にリロケートしたチャートを見てみると、火星は7室に行っています。ですから小川町においては、5室は7室のためであるならば元気が出るということになるわけですね。

一昨日の記事の中で6室が牡羊座ということを書きましたが、5室も6室と同じく牡羊座の支配ということになるので、楽しむということに関しても、面倒事とを片付ける、いわゆる仕事をすると言うことも、7室のためであるならばという条件がつくということになるわけです。

7室はまさに「あなた」ですから、今向き合っている人ということになるわけで、そこに向き合うということに僕の5室は使われるという事になるんですね。

さて、ここで「あなた」とは誰のことなのか、ということを考えざるを得なくなりますね。

一般的には向き合うべき他者ということになり、7室の象意として、個人的に関わりのある他者、契約者、結婚、パートナーなどということになります。また、7室のルーラーは月ですから、そこには「気持ちを通わせる相手」というような意味合いが含まれていると思われます。

2室、12室のために5室を使うというのとは、だいぶ違うストーリーが生まれてくるということになるんですよね。

11室について

また、5室と対称的な位置にある11室も乙女座から、天秤座に変わります。

11室は私が太陽を使って主体性を示すところであって、自分が魅力を発揮して、あなたを魅了するところです。集まってくるのは、私を好きでいてくれる人たちということになります。

乙女座であればルーラーは水星(獅子座)です。水星は9室にあり、9室のカスプは蟹座、そして水星自体は獅子座にありますから、「私は共感力のある、同じような考えの人たちに、知性を認められたい。そして応援してもらいたい。そのための場を作りたい。」というような感じでしょうか。


ところが、関東地方に住む場合には、11室が天秤座に変わるということになるわけです。

天秤座のルーラーは金星です。金星は乙女座にあり、ハウスでいうと10室(獅子座と乙女座)という事になります。

そうなると、「私は誇り高いオンリーワンなキャリアを築き、さらに実用的な世の中の役に立つようなキャリアを築くために、社交的な喜びを一緒に盛り上げるような人たちと良い関係を作りたい。」という感じになり、水星の要素が11室になくなり、代わりに金星の要素が11室に加わるということになりました。

その場合、水星の要素は10室に加算されるので、すこしニュアンスが変わってくると言うわけです。さらに水星は9室だから、「教える」というようなことも仕事として考えるといいのかも知れないよということになるわけですね。


変化を受け止めてみる

5室の変化、11室の変化、国内での移動なので、それほど大きな違いはないのかと思いきや、サインがかわり、ルーラーが変わってしまう場合には、意味があるのかもしれません。

水星支配の11室と金星支配の11室では、雰囲気がかなり変わりますし、それは木星、海王星支配の5室と火星支配の5室ではかなり雰囲気が変わるというのも同じですね。

僕としては、7室に向き合うということはけっこう鍵になりそうだと思いました。5室6室牡羊座のルーラー火星が7室にある訳ですから、7室のためになることが楽しみという事であり、仕事のやりがいであるというようなあたりですね。ここはしっかりと見つめたいと思います。


そして、すこし意外な変化として感じているのが、金星に支配される11室というあたりです。

11室の古典的なハウスルーラーは太陽であり、ジョイが木星ですから、そこに金星が加わることで、ずいぶんと楽しげな、気が楽な感じのコミュニティが見えてくる感じがします。

なんか、もっと気楽にやっていくのでいいのかも知れませんね。そんなことを思いました。

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