語学学校CIDEF

留学生活の中で、留学先選びはとっても重要です。この記事では、私が留学している語学学校CIDEFについて紹介します!


CIDEFはフランスのアンジェにある、アンジェ西カトリック大学付属の語学学校です。

教授やネット上の口コミでは「教育の質が高い」としばしば評価されています。

実際にその通りで、先生方のサポートも手厚いですし、少人数教育・豊富な選択授業で自分の苦手分野をしっかりと伸ばすことができます。

学生は中国人が一番多く、ついで日本人が多いです。マダガスカル人やアメリカ人も少なくないです。

日本人の学生は大学の留学プログラムや私費留学で来ている学生が多いのに対し、中国人の学生はフランスの大学・大学院進学を目標としている学生が多くいます。

そのため、最初は中国人との語学力・熱意の差に驚かされました。

授業内でフランス人の学生と関わる機会はないですが、同じ校舎で勉強をしているので友達になるチャンスはたくさんあります。また、フランス人の学生と交流するイベントも豊富です。


授業

CIDEFの授業は週に21時間です。

一時間目は朝8時から、最後の授業は17時ごろに終わります。朝8時の授業は辛かった…

大学と同じように、選択授業があるので時間割は人によって違います。

学期の初めにクラス分けテストを行い、レベルに合った講義を受講します。

CEFR(欧州評価基準)A1〜C1まで分かれていて、その中でもさらに細かく分かれています。

前学期はB1のクラスが6つくらいに分かれていました。

わたしは前学期にB1.2(B1の上級)に所属し、以下の講義を受講していました。

・Langue
・l’histoire de l’art
・l’histoire de la France
・compétance écrit
・littérature
・traduction anglaise français

B2以下の全てのクラスで必修のLangueが6時間、選択授業が15時間で5つ選ぶことができました。レベルによってLangueと選択授業の割合は異なります。

Langueの講義では4技能全てをバランスよく伸ばします。
ほぼ毎日あるので、クラスメイトや教授とはとっても仲良くなれます!

選択授業で特に面白かったのはLittératureです。

フェミニズムの観点から18世紀〜20世紀の文学作品を分析しました。文学作品の表現から当時の女性が置かれていた状況や、作者の主張を考察したり、女流作家の在り方の変化を考察したりしました。学期の最後にはプレゼンテーション課題もあり、大学の講義顔負けの専門性の高い講義でした。

今学期はB2のクラスに所属し、選択授業の幅がさらに広がりました。

社会学や哲学など、新たな分野の学問に挑戦しています。

さらに、フランコフォンの学生と一緒に講義を受けることもあり、毎日とっても刺激的です。


イベント


CIDEFは留学生向けのイベントが豊富です。

例えば、放課後に美術館や名産品の工場見学、コンサート、現地の大学生と交流するパーティーなど。

また、休日に観光名所を巡る遠足なんかもあります。

印象に残ったイベントは、4月に行われた小学校との文化交流イベント。

毎年4月に、アンジェ周辺の学校(幼稚園〜高校)に語学学校の学生が出向き、自国の文化を紹介するプレゼンテーションをしたり伝統的な遊びを一緒にやったりします。

一定以上のレベルのクラスに所属する学生は全員強制参加でした。

私は小学校高学年の子どもたちに日本について紹介したり、折り紙を教えたりしました。

休み時間にはかくれんぼや卓球、バスケットボールをしたり…みんな日本の文化に興味津々で、素直でとっても可愛い!!

春にCIDEFに留学する方は、楽しみにしていてくださいね!

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