見出し画像

BIG DIPPER@トカラ列島(実釣編)

釣りに行く前の準備の方が役にたつかもしれません。
そちらを見たい方は下記を参考にしてみてください。

さて、2019年10月17日からの3泊4日の釣行が始まったわけですが、準備編で伝えたように初日の大半は準備と移動で終わります。

初日のスケジュール

10:00 BIG DIPPERの向井さんが前泊した宿に迎えに来てくれる
10:30 事前に送った荷物を受け取り、準備をする
11:00 A-COOP(スーパーマーケット)に初日の昼飯と4日分の水分を買いに行く
11:30 後発組(当日来る組)が空港に到着したらしい
12:00 宿に戻り準備する
(この際、ルアーは付けずにガイドにラインだけ通す)
13:00 後発組の準備と買い物が完了
13:30 船宿から港に向けて出発
14:00 出船
14:30 奄美大島付近を少し投げる
18:00 悪石島に到着
19:00 悪石島の港に停泊し、食事
20:30 悪石島の天然温泉にみんなで行く(200円かかる
23:00 寝る

とまぁこんな感じです。
ここでびっくりしたのは、僕が現金を持っていなかったこと( ・`ω・´)
(※現金もたずに奄美大島くるやつなんておるかねw)

はい!借りました!なので少しだけ現金必要です。
(4日間で使用した現金はこの温泉200円と最終日の自販機320円だけです)

今でも
『現金なくてもSuicaとpaypay、LINE payあればなんとかなるやろ。』
って思ってます。友達のみなさん、ありがとう。。。

画像2

※4日間通してこの移動が一番酔った。。。。

釣れる、釣れないは別にして、初日で釣りができる時間は1時間あるかないかでした。ただ、準備が早く終わればこの辺りも釣りする時間が増えるかもしれません。

画像1

※初日に釣ったキメジ。船中キハダやキメジは4,5本あがっていました。

初日で思うことは、初日でGT取ったら残りの3日間がいかに楽か!
ただそれだけです。

ウルトラライトタックルの必要性?


準備編でも伝えましたがライトゲームのタックルは全く要りません。
ただ、船を港に停泊してからは時間が余ります。

いろんな人とおしゃべりして過ごしましたが、
やはり釣り人、目の前に海がありタックルあれば、

夜勤と称した『ウルトラライトゲーム』が始まります。

こんなことやってるのは僕らぐらいでしょう。
常連さんはウルトラライトタックルなんて持ってきていないし。

メッキやらなんやらを釣って楽しんでました。

画像3

※このサイズのメッキなら簡単?に釣れる。

メインイベント(2日目、3日目)

ここから本格的に釣りになります。
2日目と3日目は、悪石島から口之島までのポイントを撃ちまくり。

画像4

※北に行けば行くほど実績が濃いらしいよ


普段から僕は自分で船(24ftのプレジャー)を運転して釣りをしているので、釣りをしながらポイントの流し方を勉強していましたが、福井船長ってやっぱりすごい。

ポイントに対して流し方(風や潮から進む方向のノット数)を判断し、これはだめだとか、ここは良いとか教えてくれます。
いかにGTゲームが自然と対峙する釣りなのかがわかります。

また釣り場所に着いたら、必ず水深だけでなく実績を教えてくれます。
釣りなので釣れる時間帯やタイミングなど、色々な情報が関わってきますが、僕はBIG DIPPERはすごい釣りがしやすかったです。

もちろん物理的に広く、投げやすいってのもありますが、親切で且つ実績もある方が丁寧な姿勢で教えてくれるのは、マジですごいこと!

ちなみに魚の活性が最も重要ですが、1日釣りしているとね。だれてくるので

釣り人の活性が本当に重要!

福井船長や向井さんは、そういった面でもしっかりサポートしてくれました。(笑わせてくれたりw)

画像5

※2日目に友人が釣ったセイルフィッシュ100lbオーバー。

初めてのGT

これは釣行記というより、今後BIG DIPPERに乗る際に少しでも役に立てばと思い記録した備忘録なので、不要かもしれませんが初めてのGTを少し。(結論から書くと釣り上げてません!)

そのときはみんなが疲れてきてみよしには3名しかいませんでした。
ダイペンやポッパーは散々投げてきたので、僕は少しだれてました。

頭の中で、何でも良いから魚釣りたいなと思い、ヤマリアの『リライズ』を沈ませてなんか釣れないかなと思っていました。もう魚は何でも良かった。

画像6

なぜこれを選んだのかというと、
水深が20mなかった(これが問題だった)
2時間以上、船中でまったく何の魚も釣れていなかった
なんでも良いから釣りたかった(釣り人の活性を上げたい)

画像9

※投げまくったシーフロッグ120。どちらも釣果には恵まれず。

というわけで19ステラSW8000にPE4号300mのタックルにリライズ(70g)のイワシカラーをみよしの先で投げて放置していました。

水深20mを50秒以上放置。
潮が少し効きすぎていて、底まで落ちません。
一向に底が取れません。

底が取れてませんが、とりあえず巻きます。
10mぐらい巻いて放置50秒。。
10mぐらい巻いて放置10秒。。。。

気づいたらラインが走ってました。それはもうラインが盛大に走ってました。(なぜ2回言うのか(; ・`д・´))

『あっ魚だ!』

と思った瞬間ラインがますます出ます。出ます。出ます。出すぎじゃない?
この瞬間、同時に考えたのは以下の6つ。(本当に考えた?)

・水深どれぐらいだったっけ?
・ドラグをキツくしないとまずい!
・これ、4号じゃね?切れるかも
・フックの掛かり場所が良いことを願う!
・ノットは完璧だから根ズレだけ注意。
・てかこれ何の魚?

と思っていたら、福井さんが掛かっている僕を見て

『あれ!叩いてるねそれ!GTだ!』

と言ってくれたときに、僕はドラグをキツくしようしてたことを覚えています。(5kg設定だったので7kgぐらいかな)

そして、ドラグを締めながら、福井さんから
『ドラグキツくしなくてもいいよ。』と言われたような言われていないような。

ただ、どっちみちキツくしても出ていくもんは出ていくんですよねーー。

多分30秒ないぐらいだったと思いますが、ずっとラインが出てラインブレイク。

結束部分から80m先でPEラインが切れてました。

マジで悔しかった。なーーーんもできなかった。
マジでなーーーーーーーーーんもできなかった。

画像7

※その瞬間、僕はみよしで倒れていた(これは別日に撮影)

まぁ結論から言うとGTだという確定もないんですが、

『福井船長からGTと言われたら、それはもうGTなんです( ・`ω・´)』

まぁそれ以来、船長室の横を通る度に、
『藤井くん残念だったねー』と肩を叩かれることを伏せておこうw

画像8

※こんな場所で釣りしてました。タテガミ。

これまでの釣果

ちなみに、3日目まででまだGTは釣れていません。(GTと呼べないサイズは1匹あがりましたが)
キハダ、ダツ、ツムブリ、カスミアジなどの外道は釣れてますが、これでも常連さんから言わせると、外道すら少ないらしい。

何があったんだトカラ列島!!もっと来いよ!!

2日目と3日目の宿泊は口之島。
別段、島に降りたりはしないので何があるか言われると、何があるのかわかりませんが、島民の方が2日目に釣ったセイルフィッシュを捌いてくれました。
ありがとうございます、美味しくいただきました。

最終日

最終日は移動がメインになると聞いていたので焦りました。なんせ口之島から奄美大島まで移動します。しかも16時過ぎには奄美大島に着かないといけない。いつもより早く出港です。

画像12

※最終日の朝焼けは最高でした。

ドラマは突然に

まぁ丸2日+α投げまくって最終日に爆釣なんてあるわけねーべ。
と思っていたんですけどね。(まぁ本当に爆釣はなかったんですけどね。)
とりあえず朝一に僕に今回一番のビッグバイトがあったわけです。

そのときは、みんなと違うことやろうと思ってまして。
BCポッパー60スイミングを投げてました。投げてただ巻きしてました。
(止めたら沈むことをそのとき僕はまだ知らなかったw)

3投目ぐらいでしょうか。変なミスバイトがありました。

(あれっ今なんか当たったかも)

って思った瞬間、バカでかい水柱が僕のルアーを持っていきました。
(正確に言うと『あれっ今なんか当た』ぐらいのときに水柱があがってました)











サメでした。
(バイトの瞬間1m以上あるサメが見えたんだもん)

ただ、巻けるんですよね。まるでキメジでも掛かってるんじゃないかと思うサイズで、巻ける巻ける。一向に巻ける。ゴリ巻き。余裕。

僕『これ小さいですわーー』
友人『でもバイトでかくなかった?』
僕(確かに。。なんだったのだろう)

と思った瞬間、PE6号がギュイーーーーーーーーーーーーーン!!
あれ、なにこれ?

すぐに福井船長が僕のところまで来てくれて、『サメだね』とw
そこからは僕の貴重な体験を。
福井船長が手とり足取り。
ロッド操作だったり、ファイトポジションだったり。
力の抜き方、入れ方なんかを教えてくれました。

常連さんは、口々に
『そのままだと1時間かかるわ』
『ルアーが残ってたらラッキーやね』
とか、みんなサメを見ているから、こんな調子。

ただ、ラッキーなことに5分ぐらいで上がってきました。BCポッパーが生還してマジで良かったー!!

画像11

※ツムブリが食って、それをメジロザメが食って。みたいな。

正直ツムブリのバイトがわからなかった。
そのぐらいサメのバイトが衝撃的でした。
マジで動画撮って聞けばよかった。と後悔するぐらいの大迫力バイトでした!

ドラマは僕のサメの裏で起きていた

僕がサメと格闘しているとき、実はGTのヒットがあったらしいです。
しかもダブルヒット!
そんなことある?散々GT釣れなかったのに、GTがヒットする?
しかもダブルヒット?どんなやねん。
なんで僕にはサメやねんw

画像10

※念願のGT。福井船長つきっきりの指導。贅沢!

そのときにあがったGTがこれ。28kg。
マジでめちゃくちゃ羨ましい。
なんで僕にはサメなんだと。
ちなみにもう一人のGTバイトはバラしてました。残念。

あとから常連さんから聞いたこと

帰港するときに色々と常連さんから教えてもらいました。
その中で、最後のGTのダブルヒットは藤井くんのおかげだと。

常連さん『表層で他の魚がバイトしていると活性があがり、一時的に釣れることがある。今回、あれだけ大きなバイトが表層であれば、近くにいる魚もスイッチが入ってもおかしくないよね。
しかもこれだけの人数(9人)が丸2日投げまくっても釣れなかったのに、あそこだけダブルヒットって。タイミングがよかったね。』

つまり、今回のGTの3割、いや半分は僕の手柄といっても過言ではない!!

画像14

※これやりたかったなぁ。福井さんに教えてもらいたかった。

終わり

というわけで初めてのBIG DIPPERツアーは終わったわけです。
かなり渋い時期だったらしいですが、僕は大変貴重な体験ができました。

で、表層でGカップとかでかいルアーをバシャバシャやると魚の活性があがる可能性があるわけで大変助かるわけです。(もちろんその逆もありますが)
あとみんな全く違う系統(ルアー、カラーなど)を投げるのも良いかなと。
その日、その場所で何が釣れるかなんて誰にもわからんしね。

ただ、今回の釣行は魚の活性だけでなく釣り人の活性ってかなり重要だなと思いましたね。釣行時間が長いだけにね。その辺りのメンタルを鍛える必要があるなと思いました。

最後に、今回一緒に行ってくれた友人5名に感謝!
本当に感謝!友人が一緒に行ってくれたおかげでこんな貴重な体験ができたわけですし、お金も結構かかるし、時間もかなり拘束されるし、普通の人はかなりハードル高いですよ。それでも付き合ってくれた友人に本当に感謝です。ありがとう!!!

画像15

※友人に本当に感謝!また行きましょう!

最後の最後。

一度は経験すると良いと思いますよ。
こんな釣りがあるんだってことだけでも財産かと思います。
まぁ来年(2020年)の3月末のBIG DIPPERを予約しちゃいましたけどねw
(興味ある方はご連絡を)
次こそはGT獲るぞ!!

画像13

※次の日に『みなとや』で鶏飯食べて帰りました!これは旨い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?