TIMEXはアメリカのコネチカット州の会社だが、安価で庶民に手にしやすい腕時計から高級腕時計まで手掛ける有名な時計メーカーだ。

時計好きからはあまり人気のないメーカーなのだが、カジュアルな人からはおそらく人気のあるメーカーではないだろうか。
腕時計を誰にでも手が届く価格で販売するTIMEXは、TOYOTAのカローラと同じ崇高な思想を持つ。

多くのスイスメーカーが高級路線に行く中、アメリカで長い歴史を持つTIMEXは、アメリカ産カジュアル時計として人気がある。
特にアメリカ人に人気があり、多くがクォーツショックで消えていったアメリカメーカーの中で、生存し、現代においても腕時計を作り続けるTIMEXに、愛国心に似たものを感じているのだと思う。

アメリカのカジュアル腕時計なのだから、アメカジにおける腕時計といってもいいと思う。

そんなTIMEXの腕時計を今回買うことにした。

安い時計だからこその魅力

上を見れば実にキリがないのが腕時計と言える。
だからこそ沼といわれ、手にするまでは高額だと思っていた価格がいつしか妥当と思ってしまい、次から次へと魅力ある腕時計を星雲の中から選んでしまう。

ROLEXを始めとして高級腕時計はもちろん良い。
卓越した技術と選定された素材。
そして永く王座として君臨するブランド。

歴史を感じながら輝く腕時計に目と耳も傾けるのもいいが、安くても良い時計たくさんある。

無数にある腕時計の中で自分の琴線に触れることができる時計がどれほど存在するのだろうか。
それが安価だったら素敵ではないか。

大事にはすれど、使い勝手のいい価格帯で普段から身につけることが出来る腕時計。
それはTIMEXが目指したものと同じ。

カジュアルは日常に寄り添うことが出来る、そんな等身大の腕時計ではなかろうか。

気を張って人前に立つのはビジネスシーンだけ十分。
休日はもっとラフに、自分らしく活きる。
そんな自分を表現するためにこの腕時計は必要だったのだ。