今日のレッスンVol.3

今日のレッスンは「C Jam Blues」のセッションでした。
バッキングで使えるコードボイシング、ジャズブルースのコードワークの発展形を教えました。

一般的なコード進行はこちら


4小節目のC7をlG-7 C7l
6小節目のF7をF♯dim
11〜12小節目を
|C7 A7|D-7 G7|

など。
ブルース進行はシンプルな分、様々なアイデアを盛り込むことができます。

ソロパートでは裏コードの2-5を想定したドミナントフレーズやメロディックマイナースケールを使ったフレージング、オーギュメントトライアド等を使いましたが、
この辺りはまだちゃんと教えていません…。

実はその前に、マルチエフェクターで色んな音を知りたいとのことだったので、各種エフェクターの概要をざっと説明します。

・ディレイ
音がやまびこして遅れてくる。影分身と同じ。
Feedbackは影分身の量。
Levelは影分身の強さ。
Timeは影分身の間隔。
リバースディレイは逆立ちした影分身。
その他ハーレムの術や多重影分身の術など、派生技も多い。
多重影分身は禁術指定されています。

・リバーブ
銭湯。トンネル。
坂の上にある赤い自販機。
知らない惑星にある知ってるキノコ。
多摩川を渡る電車から見える夕焼け。
19時をすぎた頃の夏の公園。
すぐに冷めるコーヒー。
クジラの泳ぎ方。
起きたときの高い天井。
バッティングセンターの帰り道の痺れる手。
ムーンワールドの住人。
高速道路から見える変な建物。
ダムの近くにある誰も住んでない洋風の家。
白黒の森。
ゼルダの伝説の攻略本。

Decayはリバーブの長さ。
Sizeは部屋の大きさ。
など。

・コーラス/フランジャー/フェイザー
実はショートディレイです。
仕組みは相対性理論と全く一緒です。
原音に対して僅かに遅らせた音を重ねることでダブリング(同じ音を重ねることで厚みや揺らぎを得る手法)を演出します。
フランジャーはフランジングと呼ばれる揺らぎを呼び起こします。
フェイザーは逆位相の音を重ねます。
二重スリット実験を基に発見されたエフェクトと言われています。
(大嘘)
流体力学のような音とも(バカ)

Depthはエフェクトの深さ(重ねる周波の大きさ)
Lateはエフェクトのスピード(重ねる周波の幅)
Voiceは重ねる音の数
です。

・トレモロ
音を周期的に減衰させます。
Depthを限界まであげて短形波を選ぶことでキルスイッチのような効果を得ることもできます。
トレモロ、まじですこ。

・ワウ
高音域と低音域を行き来できるフィルターです。ペダルの角度によって音が変わります。
カッティングで使うもよし。
アルペジオでもソロでもよし。
ギター界の玉ねぎ。
ツマミがないほうが主流ですが、フィルターのかかり具合を調整するツマミがついているものもあります。
余談ですが、最も簡単に作れるエフェクターかもしれません。

・ワーミー
ペダルの角度で音程を変えられます。
ダイムバックダレル、トムモレロなど使い手は枚挙にいとまがないですが、個人的にはピンクフロイドのデヴィッドギルモアの使い方が最も好きです。
Maroonedには救われました。

・コンプレッサー
音を整地します。
やってることはマインクラフトと一緒です。
大きな音の帯域をカットします。
宅録をする方には馴染みが深いかもしれません。
Thresholdはコンプが掛かり始める帯域を調整します。
Kneeはコンプのかかり具合を調整します。

ちなみに、世の中のエフェクターにはバッファという回路が組み込まれているものがあり、これがコンプの役割を果たしています。

・ファズ
危険なので買わない方がいいです。
我が家にいるファズ達は全て、シンセやオシレーターに繋がれて“封印”“凍結”“終了”しています。

おわり。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?