HDR TPG、さっそくためしてみる2️⃣

このノートの更新速度は遅いにが、dogegenのHDR TPGは信じられない速度でアップデートされているので、先ずは更新点を中心に見てみよう。

まだTPGを持っていない場合は以下からダウンロードして欲しい。

バグフィックスが中心であるが、HDRメタデータの指定に対応したこと、Colourspace/Lightspaceに対応したことは大きな変更といって良い。
コンソールにresolveと入力するだけで、ホストの出力を判断して適切な動作モードを切り替えてくれる優れものだ。

さて、前回は使い方に言及していなかったので、簡単ではあるが使用方法を説明しよう。
※マニュアルキャリブレーションは使用していないので割愛する
ソフトを起動するとウィンドウが2つ表示される。
1つはコントロール用のコンソール、もう一つがTPGになる。
ウィンドウは自由にサイズ変更が可能なので、サイズは必要に応じて設定すれば良い。

TPGの使用はホストに対応する動作モードを設定してやる必要がある。
これは非常に簡単で、HCFRであればHCFRのTPGでRaspberry Piを指定し、TPGのコンソールにpgenと入力すればHCFRの出力に応じた表示をしてくれる。
DisplayCalやColourspace/Lightspaceの場合はresolveと入れるだけで良い。環境によってIPを指定する必要があればオプションで追記しよう。

あとはホスト側の設定になるので、こちらについては各校正ソフトの仕様を確認すれば良いだろう。
とにかくmadTPGと比較しても使い勝手が良いのが特徴に挙げられる。
madTPGの場合、一部の設定はHDRモードでは変えられない、HDR表示をさせるためのフラグを立てるのが分かり辛いなど、一度使い始めれば以降は問題ないとはいえ、やはり相応のわかりづらさ、使いづらさがあった。
SDR/HDR両方に対応するなど非常に機能に優れたTPGであるので、導入をおすすめしたい。

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