アニメクリエイターがまず必要なのは“権利” よりも“認知度”かもしれない。
おはようございます。
久しぶりに軽くランニングしてみた結果、左ひざに若干の違和感をしたためることになった、アニメ演出家 おうしと申します。
このnoteでは、
『アニメの未来についての僕の考え』とそれに対する『僕のアクション』
『アニメクリエイターに役立つ情報・思考法』などを書いています。
本日の記事のカテゴリは『#アニメの未来 』です。
テーマは「権利よりもまずは認知度を優先するべき」
今日の話題は、賛否がかなりあると思いますが一つの考え方として、提示させていただきます。かつ、僕の中でもまだフワッとしているので、あまり整理できていません。
ただこのへんで、一旦モヤモヤを吐き出しておきたかったんですね。もし良ければお読みください。なんらかの拾いものはあるはずです。
では、、、
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▼ 権利は可能性を狭めてしまう面もある
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“アニメクリエイターにダイレクト課金“の記事で書いたように、僕は製作委員会のような団体からではなく、ユーザーからクリエイターに直接還元される仕組みづくりを考えています。
このときパッと思い浮かぶのは、「クリエイターに著作権を持たせること」で、
これはこれでトライしていきますが、(内容は後日書きます)最近考えるのは、まずは自分たちの名刺がわりに自由に展開できる著作権フリーの作品が必要なんじゃないか、、ということです。
みなさんにお聞きしたいんですが。。
クリエイターのみなさんは、「自分が参加した作品ってこういうものです」とか
「自分が関わっていたカットはここです」「このカットのこの部分、こういう意図を持たせてるんです」とかを知ってもらいたかったりしませんか?
完全オープンな場では嫌がる方もいるかもしれません。でも、ご自身の仕事をクライアント(制作会社やプロデューサーなど)に伝える手段としては、あったほうが次の仕事の可能性が広がりますよね。
ユーザーのみなさんは、クリエイターのそういった考えや仕事内容を知りたくないですか?
実際には、自分で原画のコピーをとっておいたり、どこかから引っ張ってきた映像でポートフォリオを作ったり、MAD動画をyoutubeにアップしたり、コミケでクリエイター自らが同人誌を描いて販売したりと、似たようなことは残念ながらおこなわれてしまっていますが、権利がある限り堂々と作品の一部を切り取ったりなどはできないのが現状です。
これって、クリエイター的にも作品的にも、認知してもらう(つまり売れる)可能性を狭めていますよね。。?
※コミケで同人誌を販売している方を批判しているのではありません。むし堂々と同人誌を描ける環境を作りたいのです。なぜならそれが作品の宣伝になっているからです。
※海賊版の波及によりアニメがグローバルに認知されて、結果的に今のアニメ市場の広がりがあるという事実(ある意味、海賊版のおかげで生き延びている)からも、認知してもらうことの重要性は否定できません。(誤解されそうなのでハッキリ言いますが、決して海賊版に賛成ではありません)
、、、、という感じで、僕も文章のリズムを乱してまで色んな注釈ををしないといけないのが権利にまつわる話です。( #すみません自分の文章力の低さの言い訳です )
目先の利益に囚われず、先々でも色んな可能性を残しておくためにまずは認知度をいかに上げるか、が勝負の分かれ目だと思っています。
最初に価格を下げて認知度を上げるやり方は、先日も書いたようにAmazonはじめ、ネットが世界中に張り巡らされてから地位を築いた企業が当たり前にやっている基本戦略です。
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▼ みんなの共同財産としての作品があるといいのでは
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だったら、堂々とみんなが自由に展開できる作品があるとよくないでしょうか?
ひとつ、「ものすごく濃い〜〜味の原液」となる作品を作って、色んなものに展開する。
その作品は自由に名刺がわりに使えて、堂々と自分のした仕事としてSNSに載せられるし、グッズを作るのも良いでしょう。舞台や小説とか違うメディアにもどんどん展開させることができるんです。 堂々と。
もちろん製作委員会に断りを入れる必要はありません。
おそらく同じような考えのもと、自主的に少ない人数で集まって作品を作り始めている方たちもときどき見かけます。クラウドファンディングなども広まっているので、こういった動きはもっと増えてくるでしょうし、増えたほうがいいと思っています。
でも、やるならたくさんの人が恩恵を受けられるくらい大規模でやると、もっとおもしろくなりそうじゃないですか?
どうやったらいいか、とか、法律的な部分とかまだわからないことがあるので
本当に実現可能かわかりませんが、いつかそんなたくさんの人を巻き込んだ作品を作りたいなぁ、と思っています。
※僕じゃなくても、もっとたくさんの人を巻き込める影響力のある他の誰かがやってくれても僕はぜんぜん大丈夫です。「アニメクリエイターやアニメ業界、世の中がいい方向に回ればいいな」と思っているだけなので。
前例もあって、キングコングの西野さんの絵本に始まる展開の仕方が参考になりますね。前にこういった成功例があるので、できないことはないんじゃないかと思っています。(めちゃめちゃハードル高いけど。。)
今日はこんなところで。。やっぱり詰めの甘い部分がありますね。
この記事が皆さんにとって少しでもアニメについて考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。
今後もアニメの未来についての考えとアクション、アニメクリエイターのための情報などを書いていきたいと思います。
現場からは以上ですー!
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