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いつも料理を比喩に使うんだけど。

食べることは命を維持することだから、やめることができない。それが基盤になって問答無用にすべてのことを決めている。だから比喩に使いやすい。

そこに「より美味しいモノ」を求めるとステージが一段上がる。寒いから服を着るのはカロリーを摂ることで、気に入ったデザインの服を着るのがファッションだ。

「衣食足りて礼節を知る」という言葉は、空腹だから、寒いから、という段階にいたら抽象性は生まれないことを表している。動物と人間の違いでもある。

でも日常的に聞く行動原理の根っこが、どうにも空腹と防寒の問題にしか感じられない。

砂利とコンクリートで美しい海を埋め立てることはバカにでもできる。でも珊瑚や魚を元に戻すことはできない。

もしそれにまっとうな根拠があるんだったら、すべての建設に関わる企業をアメリカを始めとした外国のゼネコンに発注したらどうか。

日本のゼネコンに一円も入らない状況でも同じことをするんだろうか。しないよね。私利私欲という、飢餓でもない「飽食が止まらない空腹」を満たすために海は埋め立てられる。

70年以上経ってもアブストラクトに目が行かず、コンクリート信仰だらけの、ひたすら貧しい国だ。

ダジャレにもチカラが入らない。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。