ジョンが殺られた。

今日「わからないことを、わからないという理由で否定しない方がいい。あとでそれが正解だとわかった時に行動範囲が狭くなるからだ」という言葉を聞きました。

そうなんだよな。理解できないことから自分の身を守るために否定する人は多い。別にそれが自分を攻撃してくるわけじゃないのに。

俺の祖父母は外国映画を好み、異文化や若者の風俗などを決して批判しない人でした。俺が高校生の時、テクノカットにしたことがあります。カットできる頭髪があった頃のことです。

祖母の家に遊びに行くと俺の髪型を見て「あら、YMOかい」と言いました。当時、その世代で「YMOとテクノカット」をワンセットで正確に認識していた人はそう多くなかっただろうと思います。

ジョン・レノンが撃たれたときも祖母から電話が掛かってきて「ジョンが殺られたね」と言いました。ジョン・レノンをジョンと呼び「殺(や)られる」と表現したのです。なんとハードボイルド・テイストだったのか。

自分が理解できないモノも取りあえず認める、わからないのに否定しない、というのは相手のことをオモンパカるのではなく、自分の理解と行動範囲が狭くならないためだとあらためて感じます。

何でも「昔はよかった、俺たちの頃は苦労した、今はダメだ」と言いたがる懐古老人は多いですが、自分がそういう人に育てられなかったことを感謝しております。そのおかげで精神年齢はいまだに低学年ですけど。

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