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「ミッドナイト・ツルッパゲ」

リスナーの皆さんこんばんは。ロバートです。私は食べるメニューを決めるとき、ソーシャルメディアに載っている他人の食事にインスパイアされることがあります。今日は友人がアップしていたガパオライスにそそられ、別の友人からは明日からタイに行くという話を聞いたので、ランチはタイ料理店に決めました。自分の意志をしっかり持つことも大事ですが、決められないときには他人がくれたヒントを活用するのもいいですよね。さて、最初のお便りは「モモンガだけに」さんです。

こんばんは。「モモンガだけに」38歳です。僕は企業の研究所勤務なのですが、今までは僕ひとりだったルームに、この4月から新人研究員がひとり入ってきました。ロバートは『All guys always die』に出演していたソン・イェジンという女優をご存知でしょうか。あの人によく似た雰囲気の女性なんです。彼女は優秀ではあるのですが性格がキツく、まだ入所して一週間だというのに先輩である僕に指図をしてくるのです。

昨日もあることで言い合いになり、先輩の威厳を見せるために「ちょっと可愛いからといって調子に乗るな」とガツンと言ってやったんです。すると「ちょっとですか」と聞いてきました。「いや、まあ、かなり可愛いほうだとは思うけど」「だったらちゃんと言い直してくださいよ」「面倒くせえなあ。かなり可愛いからといって図に乗るな。これでいいか」「私のこと、かなり可愛いと思ってたんですね」「そういうことじゃないだろう」「でも、顔とかスタイルだけへの言及ってルッキズムですよね」「それだけじゃなくて、中身も好きだよ」「あ、今、好きって言いましたね」「何を言わせるんだ、今は仕事中だぞ」

みたいな会話があって、僕たちはたぶん付き合うことになりそうです。ロバートのマイアミバイスは特にいりませんが、近況報告まで。

という「モモンガだけに」さんのお便りでした。何でしょうね、このソリッドな身勝手さ。私のマイアミバイスが必要ないなら、ただの自慢でしょう。まず、私はソン・イェジンくらい知っていますよ。加入している4つの映画配信サービスのラインナップの中で『まだ観ていない韓国映画』を探すのが大変なほどの私をナメてもらっては困ります。それにソン・イェジンを説明するなら『私の頭の中の消しゴム』『愛の不時着』くらいわかりやすいのがあるでしょう。ややこしい。私からのマイアミバイスは、そうだなあ。「末永く、仲良くやれよ」ってところです。

曲は考える気にもならないので、チェリッシュの『てんとう虫のサンバ』です。

(スタッフに)
まあ、知らないやつでも、幸せなのはいいよな。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。