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光の違い。

いつも撮っている黒バック。バックは完全に「データ・ゼロの黒」なのでいつも同じです。でも人物には光が当たっているので、自然光の場合はその時で変化します。まずこれ。

強い日差しではないけど明るい日陰の場所で撮っています。目立った影もなく、フラットに回り込み過ぎるほどでもない光です。人物が立っている場所の正面にどんな明るさの壁があるかも関係してきます。自分の趣味で言うとこれくらいが理想。で、次。

これは場所の特性に気分が左右されています。テキサスの強く綺麗な光を写しておきたかったので、わざと斜めに光が射し込む場所に黒バックを置きました。人物をかすめるように直射日光が当たっています。普段はほとんどしないライティングです。

これは夕方、だんだん光が弱くなってきた日陰で撮ったモノです。フラット気味な光の場合、欧米人の彫りの深い顔立ちだと目のくぼみに影ができたりして立体的になって絵になるんですよね。人の顔でも光の作り方は変わります。あまり印象的な影を顔に作りたくないときは人工的にレフなどで起こさず、やや顔を上に向けるようにしています。

これは極端に上を向いているけど、意味合いはそういうことです。別に正解はないので、自分が心地よい好きな見え方を試してみてください。選択は自由ですが、どうすればそうできるかは技術です。バランスよく学びましょう。

(最近は記事の全文を無料公開にして「写真の部屋」でどんなことを書いているかに興味を持ってもらうことにしていましたが、そろそろ元に戻します)

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。