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話して整理できること。

昨日は15人くらいの人と10時間くらい話した。

質問されたり、興味深い話に応えて話していると、それまで自分が言葉にしたことがなかった考えに思い至る。言葉は思考のチョイスだから「能力」「才能」「実力」などの中からできるだけ近いイメージを探すことになる。

それは「才能」と言ってしまうと語弊があるな、でも「実力」とも違うよね、と、選択の中で考えをソリッドにしていく作業。だからボキャブラリーが多い人ほど、精密に気持ちを伝えようとしているのだと感じる。

もう最高、あいつ最低、という渋谷センター街みたいなコミュニケーションは、二つのボタンを押すだけで出来事の全部を処理しているからつまらない。世の中には「最低っぽい最高」なんていう想像が難しいモノすらあるし、同様にその反対もあるんだから。

その中で興味深かったのは精神科医の人の話で、多分、心を診察する仕事は「骨折」のように目に見える状態を特定しにくいから、違いをあらわす用語がとても繊細になるんだと思う。それもとても勉強になった。

自分がしたいことや思っていることはよく言われることだけど、文章にしたり、口に出したりしてみると整理しやすくなる。説明できにくいことはまだ自分の中で考えが足りていないことだとわかる。

ボンヤリするはずが、絶え間ない脳の回転を余儀なくされた心地よい疲れで、早朝から昼まで気絶していた。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。