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グドニック。

自分がこれからできることは有限で、その有限も徐々に無駄遣いしているのに気づく。「徐々に有限」と書いたら、なぜか焼肉が食べたくなった。そんなことばかり言っているからダメなんだろう。

時間を限界まで圧縮して使うことが求められている。したいことをできるだけ多く実現させたい。バルセロナでサッカーが観たい、ヤンキースタジアムで野球が観たい、ポンピドゥで展覧会が観たい、そんなことを全部実現させるのは不可能だから、どれかひとつかふたつだけ選んで他のモノは諦める。

その連続は「何かを見逃した、機会を失った」と考えがちだけど、本当は選択しなかった時間を「別のことに有効に使ったのか」が問われている。

自分の選択にさえ納得できれば後悔する必要はなく、限りある時間を有効に使っているのだと思えるはず。自家用機を使って効率よく世界を飛び回っている人も、節約できる時間には限度がある。いくら経済的に豊かでも160歳まで生きるのは不可能。時間を有効に長生きしても、怠惰に生きる人の倍ですら生きることはできないんだから。

俺のような愚鈍な人間は、他の人がボンヤリしている時間も必死に何かをしてやっと半人前だ。物理的な限界をどう超えていくかと言うと、ネットなどに頼らず、昭和の刑事のように「足で稼ぐ」しかない。

何かに興味があったらそこに行く。周辺の情報やwikiではなく、コアな当事者に会う。それをサボらないことがグドニックな人間の最後の砦。昨日、気になっていたブランドである「XBYO」の中村さんに会いに行き、それを再確認した。

プレスリリースやメディアからでは決してわからないことを当事者からは聞くことができる。薄い二次的、三次的情報の又聞きや憶測は自分に何ももたらさない。行動範囲の狭さは、得る情報の信憑性と深さで挽回することができる。

Facebookのお節介な機能である「友人になった日」という表示を見て、友人の伊藤さんがメッセージをくれた。4年前に以前から「面白い人だな」と思っていた伊藤さんがカフェにいるというのですぐに会いに行った。「あの時、アニさんすぐ来ましたよね」と言われたが、もうそれしかないんです。皆さん、よい今週を。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。

バターチキンカレーが好きです。
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ワタナベアニ

写真家・アートディレクター。着ぐるみの中は繊細です。1964年生まれ。現在「ロバート・ツルッパゲとの対話」出版準備中。
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