「面白い!」は予想と結果のギャップであることを再認知

「予想と結果のギャップがポジティブの方向に大きければ、大きいほど面白いと感じる。」

去年か一昨年ぐらいに「ブレインドリブン」という本を読んで、非常に納得したことを覚えている。

ギャップが大きければそれだけドーパミンが出ると。(ネガティブな方向だとノルアドレナリン)

この内容を最近再認知した。

「健康の事実?」という本を読んでからである。
内容は、健康食品について書いてあり、しっかりとした科学的根拠に基づいた内容であった。
少し話すと、「食べ物は、ビタミンCとか、タンパク質とか炭水化物とかそういった物質で考えるのではなく、トマト、玄米、牛肉といった食材単位で考える必要があるよ。その中でも、〇〇がよくて、〇〇という考えは誤解で、、、」っと言った内容だ。

で、この話が全体的に面白くない!笑
こういう食材を食べると、死亡率が〇〇%向上とか、〇〇がんになる確率が30%上がるとか。
全体を通して、淡々と結果について述べられているだけ出会った。もちろん途中でいくつか知らない事実や面白い内容はあったが、ほとんど調べたらこうだったという内容。

もちろんしょうがないのは分かる。食材に含まれる栄養は多様であり、複合的な原因で体に影響を与えてるが故に、その食材の中のこれであると断言できない。
だから、統計を使った優位差で結果を導き出し、こうなったとしか言えない。それはよく分かる。

だけど面白くない。。

最近は健康科学系の本を読むのが自分の中でトレンドで「コーヒーの科学」、「味の素」、「ランニング」と読んできた。どれも科学的根拠に基づいて、結果と考察がまとめられて書いてあるので非常に面白かった。

だから今回の食事健康の本も面白いだろうと思っていた。
だからなんだか余計に裏切られた気分。
(ネガティブなギャップが働いてる笑)

そして、今までの認識を間違えていたことに気がついた。
今までは
興味ある分野 ∩ 結果がある研究 → 面白い

だったのだが、本当は
興味のある分野 ∩ 結果と考察がある研究 → 面白い

である。

つまり、面白いと感じているのは、この考察の部分で、「なぜそうなるのか」の部分である。
ここがなーるほど、も今までの知識や結果とつながった瞬間面白さを感じる。

さらに言うと、今までの理論なら、この流れならこう言う結果が出ると予想されるが、違う結果を示す。
その違う結果を示す理由は新事実としてこうだからである。
というのはめーちゃくちゃ面白いと感じる。

例えば「イノベーションのジレンマ」とかはまさにこれにあたる。
大企業が企業文化、評価に超最適してるが故に、失敗するという考察。
これは本当に面白かった。

だから、面白いと思う源泉には結果どまりだけではダメで、その後の原因を考えるのが、興味を持つ本質なんだと思う。

この自分が面白いと感じる感性を日常生活、ひいては人生へと拡張できる。
というか、かなり無意識下で面白いと面白くないをこれで判断している。

今後の生きる人生では、これを一つの面白い人生を生きてるか?の評価基準として置いておきたいと思う。


まー結局何が言いたいかというと、面白と思うのは、ギャップによって出るドーパミンで、今回読んだ本は、そのギャップを感じる箇所がなかったから面白くなかったんだ。」ということに気づいた。
そして、そういえば、ドーパミンうんぬんの考え方もあったなと再認知したお話でした。

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