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「STAMP」のための3Dスキャンしてきた

デニムを作るために3Dスキャンを受けてきただけなのですが、ブランド(またはサービス/プロダクト)が作れれていく途中を、覗き見させてもらえた気分になっています。

この記事は、STAMPを知ってから、スキャンまでの流れや思ったことなどを、つらつら並べさせてもらいます。
文中に「わかりにくかった」などの記述があっても、批判するような意図はありません。

STAMP って?

オーダースーツブランドの FABRIC TOKYO が新しく始めた、3Dスキャンを利用したジーンズのブランドです。
現在はベータ版となっており、招待を受けた人が対象となっています。製品についても徐々にアップデートが行われているようです。

私は、Takram 田川さんのツイートからSTAMPを知りました。

ウェイティングリスト登録からお店に行くまで

ブランドを知っても、すぐに計測に行くことはできません。LINEの友達登録後にウェイティングリストへの登録を行い招待を待つことになります。
招待を受けるには、直近は、プロダクトのバージョンアップ毎に募集がかかるUpdate Meetingに応募し選ばれるのを待ちます。

この間、LINEでは以下のようなやり取りをしていました。

・2019/11/19 ウェイティングリスト登録
・2019/12/11 ver1.1 Update Meetingの募集があり応募 → 枠に入れず
・2019/12/29 スマホを左右どちらの手で使うかのアンケートが来る
・2020/01/03 ver1.2 Update Meetingの募集があり応募 → ご用意された
・2020/01/12 前日の注意事項案内が来る
・2020/01/13 スマホポケットが左右選べるようになったと案内
・2020/01/13 いざ、新宿マルイでスキャン

スキャン

無人店舗での3Dスキャンとなりますが、今はベータのためかスタッフの方が「困ったことがあれば、お声がけください」と声をかけてくれました。

入り口の外にあるタブレットのQRコードを使ってLINEでチェックインをしたら、スキャン部屋に入ります。大きな試着室といった感じです(脱ぐんですけど)

スキャンエリアにもタブレットが置かれており、その画面の案内に従って服を脱いでスキャンを行います。
1回のスキャンは5秒くらいで3回行われました。立ち位置やポーズの調整などは無く、スムーズに読み取ってくれました。
スキャン手順も改善を行っているようで、案内とスキャン手順にズレがあったため、一度スタッフの方のお世話になりました。

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スキャン自体はスムーズでしたが前後の流れについては、何も考えずに完了できるところまでは、まだ作り込まれて無くこれからという感じを受けました。
タブレットで次に押すべきボタンを探したり、間違えて予期せぬところまで戻ったりしてしまいました。

ユーザーインタビュー

スキャン終了後、スタッフの方とお話させていただきました。話した内容は以下のようなものです。

・STAMPを何で知ったか
・新しいものの情報収集を積極的に行うか
・仕事をするときの服装
・よく着ているジーンズのブランド
・ZOZOジーンズを買ったとのことだが、買い替えたか
・スキャン中、ウェイティングリスト登録から来店までで気になった点
・スキャンデータを他に使えそうなことのアイディア
・STAMPブランド、プロダクトの説明

注文

性別とスマホポケットの左右以外に選ぶものは無く、すぐに注文完了です。
15,000円のジーンズというのは、私の普段着ているものと比べると少し考えましたが、ガジェットのノリに気持ちを切り替えたら秒でした。

注文が完了するとSMSで通知が来るのが、少しびっくりしました。

まとめ・疑問点

まだベータということで、これから改善が進んでいくんだろうなと思うところはありましたが、ブランドが作られる途中を見させてもらっているようで、逆にワクワクしました。
Update Meeting ということで、自分がアンケートで答えた内容がプロダクトに今回反映されたという体験ができたことも、その感覚を増してくれたと思います。

一方、アップデートを繰り返していく、ソフトウェアやガジェットのような見せ方が、今後どのような体験になっていくのか疑問も持ちました。
ソフトウェアは、アップデートが出たらそのまま更新すればよいです。ガジェットは、中古で売って買い換えでしょうか。
ジーンズの場合、そのまま更新はできず、オーダーメイドなので中古で売るものでもないでしょう。
捨てて次々新しいものに換えていくというのも望んでいないのではと、Podcastの話からは感じました。

現状だと、アップデートが出るごとに、羨ましく眺めることになりそうなので、何か幸せになれる提案があると嬉しいと思いました。
(Podcastで話していた、回収して衣料から衣料を作る流れでしょうか)

関連情報

文章書く方が書いたくださってるnote

FABRIC TOKYOの代表の森さん、STAMPに関わったTakramの佐々木さんが話しているPodcast


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