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【諸派党構想政治版】裁判員制度の現状

裁判員制度の現状について調べてみました。

裁判員制度
裁判員制度は、平成21年5月21日に始まりました。
この制度は、国民の中から選ばれる裁判員が刑事裁判に参加する制度です。
裁判員は,法廷で行われる審理に立ち会い、裁判官とともに被告人が有罪か無罪か、有罪の場合にはどのような刑にするのかを判断します。

https://www.saibanin.courts.go.jp/index.html

実績値を見てみます。

①裁判員候補者名簿記載者数
https://www.saibanin.courts.go.jp/vc-files/saibanin/2023/r5_8_saibaninsokuhou.pdf
②令和4年度歳出概算要求書https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2021/R4saisyutsu_gaisanyoukyusyo_359kb.pdf
③裁判員制度の運用に関する意識調査
https://www.saibanin.courts.go.jp/vc-files/saibanin/2023/1.pdf

・毎年8千人を裁判員にするために(裁判所だけで)15億使っている?
・制度の効果がみられないのでは?
・「国民の司法への理解」が目的なら費用がかかりすぎでは?

と思い、所管の法務省に質問をしたいと思ったのですが、一般人では適当にあしらわれると思い、浜田聡議員の「諸派党構想政治版」を通して、サポートをいただきながら、質問を提出していただきました。

2023年11月21日(火)
法務省へご質問。

【質問内容】
裁判員制度について
① 裁判員制度参加者のうち、現在、何名がご存命で、そのうち何名が「裁判員制度」の経験を活かせているのか法務省は把握していますか。
(把握する必要性についての見解も頂きたいです。)
② 裁判員制度の目的とされる「国民の司法参加が達成」についての現在の進捗と達成見通しについて教えて頂けますでしょうか。
③ 裁判員制度に関する世論調査は法務省で実施されていますか?
④ 裁判員制度にかかる年間の歳出額を教えてください。
⑤費用対効果に関する質問が来ており、裁判員制度の意義、目的とそれに照らしてかかる歳出の妥当性に関する見解を伺いたいです。
※想定よりも予算がかかり過ぎている等の課題認識や、もしそのような課題認識があればそれに対する対処策なども教えてください。

2023年11月29日(水)
法務省からご回答。
(※電話連絡のため要約)

① 裁判員制度参加者のうち、現在、何名がご存命で、そのうち何名が「裁判員制度」の経験を活かせているのか法務省は把握していますか。(把握する必要性についての見解も頂きたいです。)
把握していない。最高裁がアンケートを実施していると承知している。
参考)裁判員等経験者に対するアンケート結果
https://www.saibanin.courts.go.jp/vc-files/saibanin/2023/r4-a-1.pdf

② 裁判員制度の目的とされる「国民の司法参加が達成」についての現在の進捗と達成見通しについて教えて頂けますでしょうか。
下記検討会で協議されている。
参考)検討会報告書
https://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00163.html

③ 裁判員制度に関する世論調査は法務省で実施されていますか?
実施していない。※内閣府で実施している世論調査は3回とも法務省から要望して実施されたもので、そのうち2回は公布後導入前の調査、1回は導入直後のに実施されています。

④ 裁判員制度にかかる年間の歳出額を教えてください。
⑤費用対効果に関する質問が来ており、裁判員制度の意義、目的とそれに照らしてかかる歳出の妥当性に関する見解を伺いたいです。
※想定よりも予算がかかり過ぎている等の課題認識や、もしそのような課題認識があればそれに対する対処策なども教えてください。

裁判員制度に関する年間の歳出額は算出できない。
(裁判員制度のみに限定した予算組みをしていないため切り出せない)

ツッコミどころが多かったのですが、今回の目的は「裁判員制度の費用対効果の取組姿勢」を知りたかっただけなので、一旦はここで止めようと思います。

ご担当いただきました秘書様、ご指摘やフォローをいただき、ありがとうございました。
今回の取組を通して、素人ながら勉強をさせていただきました。

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