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Twitter Files BRAZIL 第1弾! ブラジル最高裁による、苛烈な検閲要求

こんちゃーす!
今回ご紹介させて頂きますのは、ちょいと久し振りなあのシリーズのスピンオフ(にしては大型かもしれない)でございます…

Twitterファイルのブラジル版というスレッド投稿の翻訳記事となります!


前置き

ここ最近はご無沙汰な感もあるTwitterファイルですが、何と米国では無くブラジルから発信されたという事で、今回ご紹介させて頂きたく思います🫡

実はブラジルは最高裁判所が異様な権力を持っている様で、憲法に反すると思われる命令を各SNSなどに押し付けているらしいのです😱😱😱

つい先日にもXのグローバル部門から「ブラジルの最高裁と複数の案件で係争中、最高裁側はブラジルの憲法などに違反する命令を私たちに下しています」といった声明を発し、イーロン・マスクさんもこの件の問題提起などに動きを見せており、非常に怪しい雲行きになって来ております💦💦

そうした動きの啓蒙を恐らく大いに後押しするであろう、Twitterファイルのブラジル版が今回の題材となります🫡


Twitter Filesの説明ッ!

今回のタイトルにもありますTwitter Filesは、イーロン・マスクさんがTwitterを大人買いしてからTwitterの内部資料を幾人かのジャーナリストの方々に提供、各々方がその闇深い案件の数々を公開しているというシリーズものとなります。

シリーズのこれまでのまとめとしては、Qリプさんがおまとめになられていますマガジンがございます。
このマガジンはフォロー&各種SNSへの拡散をおいらとしては推奨しております!


ご説明!

今回はTwitterファイルとしては番外編っぽい香りもしますが、何とブラジルにおける検閲したい族とTwitter側との戦いが中心になるという、これまでの展開とはまた味わいが変わってくる展開になっております💦💦

今回のキーマンとなりますのが、上級選挙裁判所(TSE)という政府機関の裁判長を務めるアレクサンドル・デ・モラエスという人です。
この人が権力を振りかざして当時のTwitterを含めた各SNSなどに対して、ブラジルの選挙に異論を唱える人たちのアカウントの検閲や情報の提供を半ば強制する中で、Twitter側が足掻く様が内部メールなどで取り扱われております。

今回の著者はダビド・アガペさん、イーライ・ヴィエイラさんというブラジル現地のジャーナリストの方々とマイケル・シェレンベルガーさんというTwitterファイルやCTILファイルにも関わる方との合作とされております。

それでは、早速行きましょうか‼️



TWITTER FILES - BRAZIL:01

ツイッターファイル - ブラジル

ブラジルは、アレクサンドル・デ・モラエスという最高裁判事が主導し、言論の自由に対する徹底的な弾圧を行なっています。

デ・モラエスは、ソーシャルメディアに投稿した内容を理由に、裁判なしで人々を刑務所に入れました。
彼はソーシャルメディアのプラットフォームから(※該当の)ユーザーを排除することを要求しています。
そして彼は、ユーザーに不服申し立ての権利や、彼らに不利な証拠を見る権利すら与えず、特定の投稿の検閲を要求しているのです。

今回初めて公開されたツイッター・ファイルは、デ・モラエスと彼が支配する高等選挙裁判所が、ブラジルの民主主義を弱体化させる明白な試みに関与していることを明らかにしています。

その行いとは:

  • ツイッター社に対し、気に入らないハッシュタグを使ったツイッターユーザーの個人情報を開示するよう違法に要求しました;

  • ツイッターのポリシーに違反して、ツイッターの内部データへのアクセスを要求しました;

  • ブラジル議会の現職議員によるツイッターへの投稿を一方的に検閲しようとしました;

  • 当時のジャイル・ボルソナロ大統領の支持者に対して、ツイッターのコンテンツモデレーションポリシーを武器にしようとしました

このファイルが示す事:
ブラジルの司法当局が広範な検閲権限を要求するようになった起源;
反民主的な選挙妨害を目的とした裁判所による検閲の利用;
ブラジルにおける検閲産業複合体の誕生。

TWITTER FILES - BRAZILの著者は、ダビド・アガペDavid Ágapeイーライ・ヴィエイラEli Vieira、そしてマイケル・シェレンベルガーMichael Shellenbergerです。

私達はこれらの調査結果をデ・モラエス、最高裁判所(STF)、高等選挙裁判所(TSE)に提出しました。
誰も反応しませんでした。

それでは本題に入りましょう…


「我々は...要求に反発している...」

2020年2月14日、ブラジルにおけるツイッターの法律顧問であるラファエル・バティスタは、"偽情報と『フェイクニュース』"に関する議会での公聴会について同僚に電子メールで説明しました。

バティスタは、ブラジル議会のメンバーがツイッター社に対し、"一部のユーザーがDMでやり取りしたメッセージの内容"や "ログイン記録などの情報"を要求したことを明らかにしました。

バティスタは、「我々は...要求に反発している」と述べました。
(※その要求は)"ユーザーの記録を開示するための(ブラジルのインターネット法)マルコ民事法的要件を満たしていないため"、違法であるとしています。

バティスタは、一部の保守的なツイッターユーザーが最高裁に訴えたことを指摘しました。「議会が彼らのIPとDMコンテンツを取得しようとしていることをメディアから知ったためである。 これを受けて最高裁は、法的要件を満たしていないとして、この要件の差し止めを認めた。」

https://x.com/shellenberger/status/1775516787834032271


背景:ブラジルの最高裁判所と上級選挙裁判所

ブラジルの上級選挙裁判所(TSE)は7人の判事で構成されています。

そのうち3人の判事は最高裁判所(STF)のメンバーでもあります。

そのうちの一人、アレクサンドル・デ・モラエスがTSEの裁判長を務めています。

ダビド・アガペによるブラジルの検閲産業複合体の台頭の背景については以下のスレッド、サブスタックをご覧下さい。


グーグルGoogleフェイスブックFacebookウーバーUberワッツアップWhatsAppインスタグラムInstagramが裁判所命令なしに登録データと電話番号を提供」

2021年1月27日、バティスタは、"ツイッターの個人ユーザーデータをサンパウロ州検察庁に提供することを拒否した"として、自身が警察の捜査を受けた事について同僚に電子メールを送りました。

検察は、ツイッターについて"グーグル、フェイスブック、ウーバー、ワッツアップ、インスタグラムといった他の大手テクノロジー企業はすべて、裁判所の命令なしに登録データと電話番号を提供しているため、その態度は孤立している"と主張しました。

しかし、ツイッターは"登録データを収集する肯定的な義務は[原文ママ]ない"とバティスタは検察官に説明し、「捜査中のアカウントに関連する電話番号は存在しない」と述べました。

https://x.com/shellenberger/status/1775517779208122486


「残念ながら、私たちはブラジルで奇妙な時代を生きている」

1ヵ月後の3月18日、バティスタは再び同僚にメールを送り、今度は「素晴らしいニュースだ!」と伝えました。
裁判官は、"裁判所命令のない個人的なユーザー情報"を求める検察官の要求を却下し、そして「犯罪捜査の目的を明確にせず、そして最も重要なことに、個人情報や憲法で保護されている情報を特定しようとする行為には、事前の司法審査が必要であることを強化するために、存在しない義務を通じて遵守を強制している検察官を非難する」と述べました。

バティスタの同僚、レジーナ・リマは彼のメールに「ラファが言い忘れたのは、ここで脅かされている従業員は彼であり、問題は危険な形でエスカレートし続け、その過程を通しての彼の回復力は驚くべきものだった」と返信しました。

彼女はさらに、「残念ながら、私たちはブラジルで奇妙な時代を生きている。 私たちは、基本的権利を制限する積極的な法執行の要請や裁判所命令について、懸念すべき傾向を目にしている」と補足しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775518371749974144


「残念で驚くべき最新情報」

そして3月30日、バティスタは再び同僚たちに"残念で驚くべき最新情報"をメールで送りました。
サンパウロ州検察庁が再び攻撃に転じ、"刑事手続きを開始"し、"裁判官の利害の対立/公平性の欠如"を主張したのです。

一週間後の2021年4月5日、バティスタは同僚にこうメールを送りました。 「ほっとするような素晴らしいニュースが飛び込んできた事をお伝え出来て嬉しい…。刑事裁判所は、主に私の行為に犯罪の要素を特定することが不可能であったため、私に対する告発を暫定的に却下した。」

この判決は、ツイッターがユーザーの"登録データ"を収集しておらず、マルコ民事法が "電子メールのような保護された情報(個人データ)へのアクセスは、特定の司法審査を通じてのみ可能であると明確に述べている"事を理由としています。

https://x.com/shellenberger/status/1775518809954075084


「グーグル・ブラジルは...常に反発して来たため、プライバシーに対する我々のスタンスと矛盾し、弱体化させるものだ…

2021年5月31日、バティスタは同僚に宛てた書簡で、COVID-19新型コロナウイルスに対する政府の対応に関するブラジル上院の調査に関連して、"連邦政府関係者によってYouTubeから削除された少なくとも200ギガの動画を、グーグルがブラジル上院に提出した"ことを嘆きました。

バティスタは、グーグルの行動について「非常に気になる前例だ…(※我々は)基本的な登録情報とIPだけが関係する場合でも、議会委員会からの要求には常に反発してきたため、(※グーグルの行動は)プライバシーに対する我々のスタンスと矛盾し、弱体化させるものだ…」と述べました。

同じメールの中でバティスタは、『ルーラ・ダ・シルヴァの労働者党を主宰するグレイシ・ホフマンという下院議員が、"彼女の名誉に対する攻撃"としてツイッター社を訴え、"個人データと一部のツイートの削除"を求めていたが、最終的に訴えを取り下げた』と指摘しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775519212233953288


「複数のツイッターアカウントの正体を明かせ…」

同じメールの中でバティスタは、サンパウロの裁判所がツイッターに対し、「ブラジルの教授で政治家、元下院議員、現在はサンパウロ消費者保護局の特別秘書官であるフェルナンド・カペスに対する批判や犯罪容疑に関連する複数のツイッターアカウントの正体を明かせ…」と要求したと指摘しました。「(カペスは)刑事訴訟の被告であり、最近連邦裁判所が彼の銀行口座から数百万ブラジルレアル(BRL)を差し押さえており、ツイートはこれらの事実に関連している。したがって、我々はこの裁判所命令に反対する…」

https://x.com/shellenberger/status/1775519613788336481

ブラジルの通貨であるブラジルレアル(BRL)ですが、通貨価値をドルと円に換算すると
5BRL = 約1ドル
1BRL = 約30円
となる様です(2024年4月時点)。

補足


「現段階ではいかなる名前も公表しない…」

2021年6月11日、バティスタは同僚に電子メールを送り、政府がツイッターに対して刑 犯罪捜査を開始したこと、そしてブラジル当局が"ツイッター社内でこの事件を担当する責任者の名前と住所を求めている"事を伝えました。

バティスタは同僚を安心させました: 「現段階ではいかなる名前も公表しない…」

https://x.com/shellenberger/status/1775519779186508088


「苦情は正当でも、要求は理不尽」

バティスタは2021年6月14日、同僚に電子メールを送り、「ツイッターは昨年"苦情通知"を受け取り、それが今度は私たちに対する民事調査になった」と述べました。

バティスタは、「訴状は、ブラジルの哲学者でありジャーナリストであるジャミラ・リベイロが、彼女に対する人種差別的な攻撃/ヘイトクライム(具体的な内容は明らかにされていない)を受けて起こしたものである。
いくつかの要求の中で、彼女は以下のことを求めている:
1) 特に黒人女性に対する攻撃的なコンテンツを避けるために、すべてのトレンド・トピックを監視する措置、
2) 人種差別的動機による犯罪において、裁判所の命令なしにユーザー情報を開示すること、
3) ソーシャル・ネットワーク上で公開される内容に対する責任の倫理的・法的パラメータについて人々に定期的に知らせるメッセージ・トリガー、
4) 新規ユーザーに対する、そのような倫理的・法的パラメータに関する標準的なメッセージ/テキスト、
5) 集団的精神的損害賠償の支払い。」と説明しました。

もう一つのケースは、アラン・ドス・サントスというアレックス・ジョーンズに似た"極右"ブロガーに関するものです。
ツイッターはこのユーザーをアカウント停止にしたかったのですが、バティスタは「このユーザーは、アカウントを有効にしておくために訴訟を起こした過去がある......[ツイッターの]内部レビューの本質的な厄介さによって、一時停止措置の根拠を説明することが困難になるのではないかと心配している。
したがって、我々はストライキ・システムを実行させ、彼らの次のルール違反が明確かつ明白になった時点で行動を起こすことに同意した。彼の違反リストやCOVID問題/誤報に関する最近のツイートを考えれば、時間の問題だろうが…。」と説明しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775519995713212423


"カルロス・ボルソナロ(大統領の息子)関連"情報

2021年7月2日、バティスタはある情報要求について報告しました。
「カルロス・ボルソナロ(大統領の息子)関連 - 私たちは、裁判所命令によって支持された連邦警察から、カルロス・ボルソナロの登録データを求める公式書簡を受け取った。
そのため、私たちは以下のような返信に取り組んでいる。
(1) ツイッターは登録データを収集していない - ブラジル(BR)の定義では、職業資格、住所、フルネームなどの個人データを指す;
(2) 特定のツイートに関するデータを提供することは不可能である - IPが利用できない;
(3) たとえ可能であったとしても、BRにおけるログの法的保存期間は6カ月であり、すでに超過している - ツイートは2018年のものである;
(4) カルロス・ボルソナロというプロフィールは認証済みアカウントである。」

https://x.com/shellenberger/status/1775520243193966913


「この捜査には強い政治的要素がある」

2021年8月18日、バティスタは同僚に電子メールを送り、上級選挙裁判所が"最高裁判所及びそのメンバーに対する組織的な攻撃に絶えず関与してきた"ボルソナロ大統領の強力な支持者のアカウントを削除するよう要求したと伝えました。
裁判所命令は、異なるプラットフォームからのこれらのアカウントの収益化の停止に焦点を当てています。

これらの要求は、親ボルソナロ感情をターゲットにした政治的動機によるものとみられます。

「この義務は当初は私たちには関係こそないものの、裁判所はツイッター、ユーチューブ、Twitch TV、インスタグラム、フェイスブックに対して、
1) これらのユーザー/アカウントに関連して、選挙制度(選挙の正当性)を貶める政治的内容のプロフィールや動画をアルゴリズムで示唆することを控えること、
2) 特定のコンテンツの出所を特定すること(私たちは特定のツイートURLの提供を受けていない)を決定した。」

これに対し、バティスタの同僚であるツイッターの法務責任者ディエゴ・デ・リマ・グアルダは、「この捜査には強い政治的要素があり、裁判所はコンプライアンスに圧力をかけようとしている」と反論しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775520702046564758


「裁判所はアカウントのハンドルネームを特定し…また、どうにかしてエンゲージメントを減らすことを望んでいる」

2日後の2021年8月20日、バティスタは上級選挙裁判所(TSE)からの新たな要求に関する憂慮すべきニュースを報告しました。

バティスタは「裁判所は、特定の種類のトレンドハッシュタグを具体的に追加したであろうアカウントハンドルを特定し、また、何らかの形でプラットフォーム上の特定のコンテンツへのエンゲージメントを減らす(つまり、特定のアカウントが他の人に提案されるのを控える)ことを望んでいるようだ」と報告しました。

これは、裁判所の反民主的な取り組みが大幅にエスカレートしたことを示しています。

バティスタは「ボルソナロ大統領自身とその支持者数名がこの手続きで調査されている(これまでに15のツイッターアカウントハンドルが提供されている)」と指摘しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775521586314961113


「我々は反撃するつもりだ」

デ・モラエスが支配するブラジル高等選挙裁判所(TSE)もまた、ツイッター社に対してユーザーの身元を明らかにするよう要求しました。
2021年10月25日、ツイッターの上級法律顧問であるラファエル・バティスタは、TSEが"特定のハッシュタグを使用したユーザーを追跡し、その正体を明らかにするよう強制している"ことを同僚にメールで伝えました。

TSEの要求は違法であるため、ツイッター社は裁判所の命令に抵抗するだろうとバティスタは指摘しました。
バティスタは、"ハッシュタグの使用には違法性の証拠がない"こと、またTSEが"プライバシーやその他の憲法上の権利の侵害を特徴づける、個人的なユーザーデータの大量かつ無差別な開示"を要求していることから、ツイッター社は「反撃するつもりだ」と述べました。

https://x.com/shellenberger/status/1775521801231114384


2021年11月26日、ブラジルの裁判所は徹底的な検閲要求を発行しました。

控訴裁判所はツイッター社に対し、"原告に関連する特定のURL"をブラジル国内だけでなく、"全世界的に削除"するよう命じました。

裁判所は、"ブラジルの人々は、ユーザーの所在地を隠すVPNなど、他の方法でコンテンツを見ることができる"と主張しました。

裁判所はまた、ブラジルにいないユーザーの身元を知ることも求めました。

別のケースでは、ツイッター社が "オリジナルの違法コンテンツをリツイートした62のアカウントのマスクを剥がすためにデータ提供(IPログ)を認めた差し止め命令に反発していました…"
62のアカウントのうち、"8つのアカウントはブラジルに存在しません…"

https://x.com/shellenberger/status/1775522197672464842


警察は"上級選挙裁判所から大きな圧力を受けている"

2022年3月、ツイッターのラテンアメリカ担当法務責任者は、デ・モラエスを指して"裁判官"に会ったと述べました。
彼は、連邦警察(ブラジルのFBI)と技術裁判所のスタッフがハッシュタグの調査に取り組んでいることに驚いたと述べた。

TSEは"例外的な状況"を正当化して個人ユーザーのデータを要求し、Twitterを"潜在的な違法行為を予測する"犯罪予知マシンとして利用しようとしました。

その2カ月後にはグアルダは、連邦警察は「(この手続きにおいて連邦警察は上級選挙裁判所自身が行う捜査を支援していることを念頭に)この捜査の具体的な結果を出すよう、上級選挙裁判所から大きな圧力を受けている」と述べました。

https://x.com/shellenberger/status/1775522831473795314


「この訴訟が裁判所の秘密の下にある理由はない」

2022年のブラジル大統領選挙に向け、TSEは市民が選挙政策や手続きについてコメントできないよう検閲要求を行いました。

2022年3月30日、デ・モラエスがTSEの会長に就任した翌日、TSEはツイッター社に対し、1週間以内に、(※要求に応じない場合は)1日あたり5万BRL(1万米ドル)の罰金を科すという脅しのもと、"#VotoImpressoNAO(「プリント投票不可PrinteVoteNo」)"と"#VotoDemocraticoAuditavel(「民主監査可能投票DemocraticAuditableVote」)"というハッシュタグの月間トレンド統計のデータを提供するよう命じました。

さらにTSEは、2021年に"#VotoDemocraticoAuditavel"というハッシュタグを使用したユーザーの購読情報とIPアドレスを要求しました。
ブラジル人は独自の投票機を強化するためにプリントアウトを討論したかったのですが、TSEは彼らの大義名分を快く思わず、ツイッターに個人データを提供するよう圧力をかけたのです。

2022年11月に送られた電子メールの中で、ツイッターの弁護士は、大統領選中にモラエスとTSEがとった行動について詳述しています。
裁判官は、なぜツイッター社に重い罰金を科し、福音派のアンドレ・ヴァラダン牧師のアカウント全体を削除するよう命じたのか説明しませんでした。

ツイッター社は"命令に対して不服を申し立て"、なぜ命令されているのかわからないと指摘しましたがこれに応じました。
TSEは、他の場所で行われた偽情報に対して非アクティブなアカウントを検閲するために、1時間あたり10万BRL(2万米ドル)の罰金の下で"1時間以内に"応じるようツイッターを脅しました。

TSEはまた、下院議員カルラ・ザンベリとマルセル・ファン・ハッテムを誤報の疑いで標的にし、ツイッターが1時間以内に応じなければ15万BRL(3万米ドル)の罰金を科すと脅しました。
ツイッター社は反発しました。
他の反論の中で、"この訴訟が裁判所の秘密の下にある理由はない"と主張したものもあります。

https://x.com/shellenberger/status/1775523198999687666


「異常な要求…ハッシュタグの言及に基づく…ユーザーデータの提供を迫る」

2022年8月17日、ツイッターの法務チームのメンバーは、ツイッターは"新たな裁判所命令を受けた"と各グループに電子メールを送りました。「異なるプラットフォーム間で制度と選挙制度を攻撃するための潜在的な協調の背後にある個人/グループを特定することを目的とした調査。 ボルソナロ大統領自身がこのプロセスで調査されています…」

彼女はさらに、「私たちはこの調査からいくつかの異常な要求を受けており、関連する最も最近のものは、ハッシュタグの言及に基づく未確定の量のユーザーデータを提供するよう私たちに強制するものです。 そのハッシュタグを大まかに訳しますと、#PrintedVoteNO、#DemocraticAuditableVote、#BarrosoInJailバローゾを逮捕しろ(バローゾはTSEの前議長)…という、選挙をめぐる動員に関するものです…我々が現在入手している報告書によると、対象期間中に182件のツイートがあった…早急にその内容、ユーザーハンドル、それぞれのBSIデータが必要です…」と補足しました。

https://x.com/shellenberger/status/1775523425164906497


「TSEの要求は明らかに権力の乱用です」

ブラジルの弁護士であり法学者でもあるウーゴ・フレイタスは、この状況について質問された際、「TSEの要求は明らかに権力の乱用です」と答えました。

「法改正を促進するためにハッシュタグを投稿することは、民主主義国家にとって完全に適切なことであり、ブラジルの法律で予見される犯罪ではありません。」


「裁判所は主要な大統領選挙に介入したように見えます」

2022年8月にデ・モラエス氏がTSEの社長に就任してから3ヵ月後、同氏は検閲を要求しました。

ハッシュタグの投稿は特定の法律法規に違反していないにもかかわらず、ツイッター社は多額の罰金を避けるために裁判所の要求に従いました。

ブラジルの高等裁判所とツイッターは政治的言論を削除し、政策について議論したユーザーにペナルティを科したのです。
このように、裁判所は主要な大統領選挙に介入したように見えます。


今日こんにち:検閲のためのフェイクニュース法案

今日、ブラジルの検閲産業複合体は、議会に対し"フェイクニュース"検閲法案の可決を要求しています。
この法案は、ソーシャルメディア企業が曖昧な検閲要件に従わなければ、人質になるというものです。
法案は、"フェイクニュース"や"偽情報"が何であるかを定義していません。

フェイクニュース法案は、ソーシャルメディア・プラットフォームに、彼らのコンテンツを配信する権利のために、報道機関に支払うことを要求するものです。 
これは、オーストラリアやカナダの政府が推し進めているのとまったく同じやり方です。

デ・モラエス、TSE、そしてブラジルの最高裁判所は、公然とこの法案の成立を働きかけました。

国民は検閲法案に反発し、議会は2023年5月に法案を頓挫させました。

そして今年2月、TSEは議会の役割を奪ってこの法案を一方的に実施しました。


選挙に言論の自由はない

TSEの検閲は民主的プロセスへの攻撃です。
国民が選挙法、制度、選挙結果について議論し、疑問を投げかけることができてこそ、選挙は自由で公正なものであり続けることができるのです。
もしブラジルで不正選挙があったとしても、デ・モラエスの思い通りになれば、誰もそれについて語ることは許されないでしょう。

何世紀もの間、候補者は選挙が盗まれたと訴えてきました。
ヒラリー・クリントンは2016年に、ステイシー・エイブラムスは2018年に、ドナルド・トランプ大統領は2020年に、ジャイル・ボルソナロ大統領は2022年にこれを主張しました。

デ・モラエスは、このような言論を違法とし、検閲を行わないソーシャルメディア・プラットフォームを罰したいと考えているのです。


解決策:ブラジルに憲法修正第1条レベルの保護を

ヒューゴ・フレイタスとアンドレ・マルシグリアの二人の法学者は最近、ブラジルの言論の自由保護を米国と同じ高い水準にすることを目的とした新しい言論の自由法案を提出しました。
法案は"ブラジルにおける表現の自由の権利宣言"です。

この法案は、ブラジルの言論の自由に関する権利の宣言を求めるもので、これが制定されれば、この点においてブラジルの法律は米国のそれとほぼ一致することになります。

それは、真の脅迫や差し迫った無法行為への扇動といった極端な例を除き、言論の犯罪化を廃止することを提案しています。
これに対し、冒涜、権威の侮蔑、ある種のヘイトスピーチや偽情報のような行為は犯罪とされなくなります。
特に政治的言論の保護が強調されています。

不法行為の場合、言論が保護されるか違法行為に抵触するかを評価する基準を明確にすることで、司法の裁量を減らそうとしています。
特にこの法案では、言論が不特定多数の聴衆に不快感を与えたとか、広範な人々の評判を傷つけたといった主張のもと、検察や民間団体が損害賠償を請求することによって言論に報復してきた条項を廃止します。

最後に、この法案はインターネットを対象とした、より現代的な検閲の形態にも言及しています。
現在ブラジルで頻繁に行われている、政府が言論に対して特定のソーシャルメディアアカウントへのアクセスをブロックする行為については、包括的な禁止が課される事になります。

より巧妙な形のインターネット検閲についても取り上げられています。
政府は、米国における最近の判例に倣い、民間のプラットフォームによるコンテンツ調整という名目で、間接的に言論を検閲することを禁じられるとしています。
この法案は、ソーシャルメディア・プラットフォームの利用者の言論に対する責任を免除するという、ブラジルの法律ですでに定められている規定を再確認するもので、政府の意向に従ってソーシャルメディア企業に先制的な検閲を強いるために、これらの規定を撤回しようとする政府の企てに対抗するものです。

/終わり



終わり

お疲れ様です!
今回は久しぶりのTwitterファイルにして、ブラジルからのお届けとなりました🫡
デ・モラエスという検閲産業複合体の申し子の様な人物がブラジルに非常に悪い影響を与えている様に、頭が痛くなって来ますね😅💦

いやはや…憲法を司法が無視するという事はあってはならない筈なんですがねぇ。
米国でも司法の正当性があやふやになりつつありますが、このブラジルの状況は世界的にも悪い見本となり得る程の酷さでは無いかと感じてしまいます。


・普段の活動

おいらは普段、このまとめ記事の編集を担当される方々に混じって活動させて頂いております😊

そのまとめ記事はWe The Media(WTM)と言いまして、テレグラムというSNSに展開されている市民ジャーナリズムなメディアとなります😆✨✨
メディアに寄稿される方や元軍人な方など、様々なアメリカの"愛国者"達がひと味違うニュースを取り上げたり見解を投稿していっております😊

そのメディアを自動翻訳しているのが、ふたつ目のリンクWe The Media日本語訳(WTMjp)チャンネルとなります😁

ここから下は、その普段の記事でもテンプレ的に貼り付けております宣伝部分となります🙏
編集を担当なさって下さる方を募集中ですので、宜しければご一報を!🙏


・WTMまとめ記事の編集を行なって下さる方を募集中‼️

WTMまとめ記事のまとめチームは、編集を行なってくださいます方を随時募集中でございます😊✨✨
お問い合わせは各メンバーの方々の記事のコメント欄、もしくはX(旧Twitter)などで受け付け中でございます〜!!
お気軽にお声掛けくださいませませぇ!!

まとめ記事の書き方について、しろのさんが記事になさって頂いております👍
記事を書いた事が無い方でも、まとめ記事の投稿が出来る様になる様に整えられております😊

定期的に…でなくても、例えばひと月に1回〜2回とかでも大丈夫ですぞ!
記事が作れるかなぁ?と心配なそこの貴方も、記事を作っています方々によるサポートとか出来ますので、思っているより敷居は低いのです🥴✨✨

それから、特にチーム的な取り組みとかでは無くともWTMjpの投稿で気になったり気に入ったものがございましたら、どんどん記事にしたりSNSなどで取り上げてみて下さいませ!😆✨✨
おいらがそういう賑わいを見たい!というのがその理由だったりしますが、一味違う投稿の数々は勉強になりますし、気が向きましたらご一考下さいませ🥴✨✨


・"わしらがメディアじゃ"の広告!

日本国内から"一味違ったメディア的なコンテンツ"を作ってみよう!とテレグラムに産み出されたのが"わしらがメディアじゃ"!
現在のメンバーとしましては初期のメンバーの

の4名+1羽に加えて…

という陣容でお送りさせて頂きます!

メンバーについては、折を見て少しずつ増員・募集などもあると思われます。
もしご参加頂ける方がいらっしゃいます場合は、是非とも各メンバーの記事のコメント欄や、X(旧Twitter)のアカウント、もしくは"わしらがメディアじゃ"のコメント欄などまでお訪ね下さいませ!
まだまだ産まれたてなチャンネルですが、宜しくお願いします🙏

それでは、またね〜!👋👋


※タグ付け用に置いてます💦
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