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とある編集者さんのお話

これは本人に許可を取らずに書いています。広い心で許してください🥺

ライターを始めて間もない頃、わたしには「編集者」と呼ばれる方とお仕事をする機会がなかった。その存在はぼんやりと認知していたものの、果たして何をしているのか、一体どうやってその存在を見つけるのか、全てが謎に満ちていた。


あれはTwitterをはじめて半年が経った頃。


ひとりの編集者さんがTwitterでライターを募集していた。仕事内容もよくわからないのにすぐにDMを飛ばし、翌日電話で少しお話しをすることになった。


九州にいる編集者さんと、北海道にいるライター。駆け出しで頼りなく、なんら実績も持たない人間に対し、その編集者さんは気さくに話をしてくれた。


わたしは電話がとても苦手だ。しかしその編集者さんは、以降、仕事があると都度電話をかけてくるのだった。初めての会話以来、不思議と恐ろしさはなく、あれだけの電話回数に耐えられたのも、なんとなく「心地の良い人だ」「懐の広い人だ」と声だけで感じ取っていたからかもしれない。


そんな風に仕事を進めて、気がつけば1年以上過ぎた。


「いつかはちゃんと会って話してみたい」というのは、わたしだけが考えていたことではないと祈りたい。


「あんころちゃん」


と唯一、わたしのペンネームにちゃんを付けて呼ぶ編集者さん。

さて、ここまで読み進めて、誰かわかっただろうか?


女満別ー福岡間には直行便がない


しかもどうやら、出発から到着まで5時間かかるらしい。飛行機を使ってこれだ。遠すぎる。遠すぎるぞ福岡。

それでもわたしは頑張ってその場所を目指す。


11月17日に行われる「#ライター交流会福岡」の、その会場。




ここで、編集者「江郷路彦」さんに会えるからだ。


わたしが持っていたライターという職業の価値観を変えてくれた人。地方でやりたいという気持ちは、この人から委託される仕事がとても魅力的だったから生まれたもなのだ。


1年と少し。九州から届く仕事の便りは、一体何通を超えたのだろうか。これからもわたしは、日本の端から、日本の端へ、彼への尊敬の念とともにワードファイルを送信する。


はてさて、福岡でどんな初対面となるのか……!乞うご期待!

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