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【蕎麦記】井荻みわ

井荻のみわが2019年で閉店と知ったのが最終営業日2日前の12月29日、翌日、取るものもとりあえず駆け込みで行ってきました。
入居している都営アパートの建替え絡みで、今後はどうなるかわからないとだいぶ前には知っていたものの、忙しくて夏の冷かけを食べ損ねてたところへの悲報、あと2日となれば相当混むだろうとは覚悟の上で。

 

変わらぬ入り口の看板。本日のせいろは秋田県産の階上早生。

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予想通り、店内は満員で店の中から行列の大盛況。
だいぶ待ちましたが、ついに席につくことができました。

まずは、おつまみ3点盛り(ミズノコブ、カモ燻製、わさび漬け)。
酒は、和みの辛口(広島)。

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定番、揚げたてさつま揚げ。

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季節もの、カキの酒蒸し。

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そして、せいろ。

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最後に、蕎麦湯をしみじみと飲む。

相変わらず、かすかにチェンバロの音楽が流れています。
最初の頃は、ボリュームが結構大きくて、ものすごく荘厳な雰囲気だったのを思い出しました。

木をふんだんに使った店内、木の表紙の分厚いお品書き、どれもこれも見納めかと思うと惜しくてたまらない。

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かれこれ10年近く通ったのに、最後の2年、夏の冷かけを食べ損なうとか、個人的にはほんとに悔いが残りました。

張り紙には、今後について「未定です」と書かれていました。
「未定」の2文字に、ちょっとだけ期待を抱きつつ・・・

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長い間、ありがとうございました。ごちそうさまでした。

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