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我が家の1匹と1人

うちは6年ほど前から耳の垂れた
ホーランドロップという種のうさぎを飼っています。


とある日曜日の午後、
小川奈緒さんの「心地よさのありか」の本を読む穏やかなひととき。



リビングでそんな時間を過ごしていました。
リビング横にケージがありその中にいるホーランドロップ、時々視界に入ってきます。

耳や身体を毛繕いしたり、水を飲んだり、餌を少し食べたり何かしら気配を感じます。

うさぎは草食動物ゆえ、警戒心が強く、子供には特に苦手な様子。
人がサッと動くと、ハッとうさぎも起き上がりキョロキョロと顔を左右に動かして警戒するという感じです。

子供は今は12歳、6歳の時にうちのホーランドロップと出会っているのでその時から警戒はしている様子です。
あまり子供には近づかない雰囲気、子供もそれは感じているのですが、毛のもふもふ感や、しぐさに癒され時々撫でたりしています。

そんな1人と1匹、私が仕事で留守の時間が長く日中はその1人と1匹になるわけで、日中はうさぎはボーっとしているし、人は動き回る時間。

子供は宿題したりテレビみたりと過ごしています。

そんな大人がいない部屋で子供はこのホーランドロップと過ごした時間は長く、お互いじゃれ合うこともなく、でも気配をお互い感じ、誰かがいると暗黙でお互い感じている時間を過ごしていたんだなっと思うと、なんだかこの弱い草食動物が私にとって心強い、少し番犬いわく番うさぎに思えました。

そんなことを本を読みつつ思い、気づけば空白の何ページかをめくっていて、その思いにふけた分ページを戻りまた読み返し、心地よい本の世界に戻る午後を過ごし、幸せを感じ誰かに聞いてほいな、シェアしたいなっと思いここに綴ってみました。


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