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ストーリーと現象で揺れる世界

写真は風景の単純な転写ではない。
どちらかといえば何かを強く象徴するものといえ、一つのコンセプトを体現するものである。そのコンセプトから全体的なストーリーがはじまる。
時に部分的な現象へと落とし込むこともある。一見何を撮ったのかわからない写真、小さな現象から何を考えることができるか。
写真は目の前の出来事を捉えるものではある。しかし必ずしも忠実ではない。あるいは表面的に捉えるものであるが写ったそのものにすべての答えがあるわけではない。つまり写真はいかにも確からしいものを提示しているがそればかりが答えではない。

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