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呼吸から「Breath」へ

丸一年をかけ制作されたアルバムがやっとリリースされ、とりあえずわいわいしてみたANMYでしたが、程なくして二人は、「皆様により確実に楽しんでもらうためには何か行動しなくては!」と考え始めました。

そこでANMYは、巧妙に隠されたこのアルバムの謎を解明し、そして真実を明るみに出さなくては!、、、という事で楽曲紹介をしてみる事にしたようです。

果たして謎とはなんなのか、そして真犯人はだれなのか!?



南:今回からANMY 1st アルバムの全曲紹介をしようと思います!

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佐々木:はいー!

南:1曲めの「OPHELIA」はシングル先行リリースの際に書かせていただきました

ので、今日は2曲め「Breath」の紹介などをしようかなと。

佐々木:はい〜行きましょう〜!



南:で、、、何から話しましょうか佐々木さん?

佐々木:んん、、、、。

じゃあまずこの曲は、そもそも原曲があって、そちらは「呼吸」というタイトルでしたよね?どうしてタイトルが変わったのかなどの経緯を、、、


南:あ、そうですね!

この曲はもともと私のソロプロジェクトで作られた曲で、ソロの方でのアルバムにも収録されています。(ご興味ある方は両方お楽しみください)


そして佐々木さんと何か作ってみようとなったときに、この曲をなんか違う形にできたらいいかな?と思って聴いてもらったのが最初でした。

佐々木:はいはい、そうでした。元々はピアノベースで作られていて、4/4と6/8が入れ替わるという、ちょっと凝った作りの曲でしたね。南さんは独特なリズム感をお持ちで、拍子が変わる曲が結構多いですよね。

南:そうですか?曲を作るときに「ふふふー」みたいに歌っていて、それを後から何拍子だ?って数えたらそうなっていただけだったりしてます。


佐々木:おもしろいですよね〜その辺も詳しく聞きたいところですが、とりあえず今回は原曲との違いについて聞きたいのですが。

南:はいはい、それで佐々木さんに聴いてもらい、参考の音源を聞かせて、こんな感じとかにする?、、、といったら、佐々木さんがこんな感じ?と言って作ったのを聴かせてくれて、そうそう!こんな感じ!、、、みたいな。


佐々木:結局「こんな、、」しか言っていない…笑
でも実際そうだったか、、、w

それで僕が6/8だとちょっとゆったりしちゃうなぁと思い、4/4に変えてみるという暴挙に出たんでしたよね笑


南:はいはい、そうです!

なんですけども、佐々木さんが変えた4/4のメロディがまぁなんとも歌いづらい、、というか。

佐々木:あ〜、、、ですよねぇ〜。。

南:ってかこのままじゃメロディダサくないか、、、?とか思ったり。

佐々木:えぇ!!それは聞いてないけど!!

南:心の中で、、、ダサい…と

佐々木:おそろしい、、、

南:笑。それで一回英語にしてみようかなとか思ったり、ちょっとずつリズム変えたりなんかしてなんとか歌いましたが、心の中では誰かに「歌えるものなら歌ってみろ!」みたいな気持ちで取り組んでましたね。


佐々木:そうでしたか〜、、、僕的にはうまくいってよかった!くらいに思っていましたが笑

南:そこから構成変えたりなんだりしているうちに、この曲のイメージがちょっと変わってきまして。それでタイトルを「Breath」にしました。

佐々木:どんなイメージになっていったんですか?

南:元の曲は、遠くを旅している友人が安心できるような曲にしよう、と思って書いたのですが、こちらのアレンジでは忙しい日常を息切れしながら暮らしているような、身近な世界の人達をイメージしてました。どちらも深呼吸するといいよという意味ではあるんですが、より浅い呼吸をしている人達のイメージですね。


佐々木:より「はぁはぁ」(´Д` ;)している人達ですね。


南:はい、緊張感をより強めたようなイメージの曲になってきたので、呼吸より息に近いイメージがある英語のタイトルにしてみました。


佐々木:なるほどなるほど。


南:こういう風にイメージって変わっていくんだ!って思って楽しかったですね。


佐々木:僕もまずを聴かせてもらって、その時は何を表現しているのか?という話もあまりせずに、僕の解釈で好きにやらせてもらったんですが、なんか作ってから微妙に解釈違わないか?と不安になってきたりしてましたけどねw

南:いやいやおもしろかったですよ!

佐々木:本当ですか、内心、何してくれるんだこの野郎みたいな、勝手に拍子変えやがって!みたいに思ってたり、、、、

南:笑!!
いやいやいやいや、、、、面白かったですよ!

佐々木:面白いって感想ってさ、実はあんまり「??」なとき使うよね。

南:なんてことを言うんですか!!怒


佐々木:…ということで、怯えながらも僕もこういうのどうですか?っていう提案してたのですが、本当に僕の好き放題やってしまって、もはやこれは依頼されて作っている、というよりは自分で作っているような感じになっていきまして。

それがだんだんとユニットでやるという方向性に進んできたんですよね。

南:そうですね!この曲でANMYの最初の断片が見えてきました。

佐々木:サウンド的にも、そもそも何のプランもなく好きな音で作っていたので、たまたまエレクトロニカ的な方向になっただけで。

でもこの曲で他の曲の方向性もだいたい決まっていったという、全体の舵取りのような曲でしたね。


南:舵取りというのは?

佐々木:ここはここまでやっていい、とか、ここはもっとやるとか、全体にバランスをとるための物差しみたいな感じです。

南:ふむふむ。

私も、自分だけのプランではなく、ごく自然にこういう形になっていった事でこれはユニットでやるべきなんじゃないかな?と思い始めていました。私の曲だけどなんかちょっと違うようなそんなイメージでした。

歌詞も原曲と違う展開が増えたので、並べ替えたり、増やしたりしていくうちに最初に考えていたゴールとはちょっと変わっていってそれがまた面白くなっていったりしてましたね。

佐々木:あ、ちょっとお聞きしたかったのですが、、、
南さんの歌詞ってなんか不思議な人称で書かれているなぁと思うんですよね。「私」と「あなた」はそれぞれ誰なんだろうか?というか。


南:そうですか?あまり考えていないですが一応2人称で書いているつもりです。

佐々木:そうですよね、パッと読んだ感じはそうなんですが、そもそもこの二人は同じ人?って読めたりもしますよね。誰かに言っているようで、自分に言っているようにも見える。

南:ふむ。そんなに考えてはいないんですけど、書くときってまず特定の誰かをインストールしてみます。結構具体的な。それでその人になったらどう感じるか?のようなイメージを勝手に想像してます。この曲は2人の人物を想像していますが。

佐々木:あ、二人なんですね。

南:はい、ちょっと処方箋が必要な人が。笑

でもその二人と私はそんなに境目がないというか、別人という訳でもないんです。だから時々自分に対して言うような、きついこと言ったり、小刀を出してさくっと刺してみたり。

佐々木:つまり切腹ですね、、、、!!!なんて壮絶なんだ!!!

南:いやいや、まぁ、、うん。

はっきりと「誰が誰に」とも言えないところもあるのですが、、、でも基本は「私に」というよりは「誰かに」ですね。

佐々木:なるほど、、、。

南:でも結構あるじゃないですか、人を励ましているようで、自分が元気になっちゃってる事って笑

佐々木:あーありますね、そう言うこと、

南:なんというか結局あなたと私は違わないというか、、一つというか。

佐々木:人類補完的な。

南:そうですそうです。

佐々木:なるほど。僕がなんとなく思ったのは、「OPHELIA」で話していた、自意識と言うものが、そもそも不安定な印象がありました。人格と言ったほうが正しいのかな。私は「誰」であるという定義がそもそも不安定で、「誰」であるという事に無頓着なイメージがこの曲だったり、他の曲に対しても感じました。

なるほど、、、狙って作っていたんですね〜、、、

南:いや、全然。。

佐々木:!!!!!!


南:それにしても歌詞のことを伝えるのは難しいですよねぇ、、同じ言葉なのに。

ちなみに私はサウンドの話もちょっとしてみたいんですよ!

佐々木:え?全然興味ないと思っていたけど?

南:いやいや、そんなことないですよ!!笑

私もあそこのあの音とか、あの、わーって音とか、なんかいいなぁーとかいつも思っていたりしているのです。

佐々木:いや、どこのなんの音だ、、、?

南:そう!それがうまく伝えられない!

ということで今から動画撮ります!

佐々木:え、今から撮るの?急に?

南:はい、三脚貸してください、、、

はい、、

ちょっと角度が、、、


佐々木:え、えっと、、、なんか作戦とかないの?


南:。。。はい、行きまーす。。。

佐々木:(え!そんな低いテンションで撮り始めるの!?)


ということで、音というものは会話では伝えられないと気づいた二人は、なんの作戦もたてず動画を撮ってみる事にしたようです。。果たして南さんと佐々木さんは自分の想いを伝えられるのでしょうか?


ANMY:https://lit.link/anmy

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