大人になることの責任と、愚かを繰り返さないために。
歴史を見返すと、時間軸の短さと、人間の愚かさに驚く時がある。
1945年。76年前。太平洋戦争が終戦した。
たった76年前に日本は焼け野原だったみたい。
何もかもがネットやオンラインで繋がれる時代を生きてると、全く想像ができない。
その想像できない時代も現実にあったと思うと、事実を知りたいと言う気持ちと、22歳と言う大人になろうとしてる歳で見るべきなのではと言う思いに駆られて、知覧特攻平和会館に行ってきました。
【同世代の手紙を見て。】
特攻隊の平均年齢は約21歳だそう。
21歳ごろって少し複雑な歳だなと思っていて、世間的にはもう大人ではあるけど、自分の心はまだ「大人」には追いつけない、そんな歳。
そんな歳で、この状況に置かれるのはどんな気持ちなのか計り知れない
会館には、特攻隊の方々の想いが綴られた手紙が置かれていた。
母や日本に向けて書かれた遺書が多数。
全ての手紙が心打つもので涙が止まらなかったが、その中でも人きわ心をうつ手紙があった。
それは自由主義について書かれた手紙。
自由主義がいいよ!とか言いたいわけではなくて、同い年の人がここまで思考を深めて自分の国について書いてる姿に驚いた。
また、死生観についても書いている人たちも多数。
確かに、死と隣り合わせだから考える環境ではあるが、今の私も深く考えることは必要だと思った。と同時に、同じ歳でここまでの状況下に置かれていることに、それでも写真では笑顔でいる姿と眼差しに、心がきゅっとなった。
【大人になるということ。】
大人になると責任が重くなる。
それは、自分自身のことはもちろん、それだけではなくて人の人生まで関わることも増えてくる。
たった一人の決断が、多くの人を巻き込むのだ。
特攻隊のれいは、その最たる例なのではと思った。
決断をできる限り誤らないためにも、歴史はもちろん、語学や自然、いろんなことを学ぶことは必要なのだなと、改めて身に染みました。
これはたった76年前の出来事。
そして、今の時代もどこかの国で戦争は起こっている。
この気持ちを忘れないように。
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