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なぜ地方都市と呼ばれる函館に、22歳の今、都市での就職をやめて残ることにしたのか

石川県金沢市から4年前大学に通うためだけに来た函館。
「なんもない」ってブーブーいってた函館。
早く出たいって思ってた函館。
そんな函館に、内定を蹴ってまで、卒業後、残ることにしました。

「なんで残ることにしたの?」
会う人、会う人に言われます。笑

そこで私は
「いま、ここで、やってみたいことに出会ってしまったからです。」
とニヤニヤしながら答えるのが最近の趣味です。

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その原因となるのは...お馴染み、こちら「旧野口梅吉商店-わらじ荘-」です。
このたび弁天町の古民家を貸していただき、主に週末学生が集まりながら、合宿をしたり、語らったりと学生の活動の場兼シェアハウスにすることに。

実はここ旧野口梅吉商店は2年前北海道渡島総合振興局の行っている
「みんなですすめる木づかいプロジェクト」の一環としてみんなで塗装したり、道南杉で床張りをしたんです。

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だから勝手に愛着は湧いてて、かわいいし、いいな~なんて思っていたけど、あんまりデイリーに活用されてはいなかったんですよね。

そんなときにですね、こちらに参加してしまったんです。
「木づかいプロジェクト2019夏合宿」課題は学生アパートを提案しろ!

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学生アパートのコンセプトからハード面まで考えろというむちゃぶりに答えながら、変な大人と共に、2泊3日、自分が住みたい理想のアパートをグループで考えたんです。

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私たちの班は地域に開かれた「OPEN BASE」を一階につくり、ピザ釜を置き、ライブもできるし、図書館もつくっちゃって...。笑

実際に意見が反映してアパートが建てられるのは、まだ少し先だそうで...
興奮している帰り道「てか、もうやりたいよね、すみたいよね?」って合宿に参加した教育大の3人で一致。

住めて空いてるところと言えば、そう、例の野口梅吉商店ですよね。

その案が出たとき、尋常じゃないくらいワクワクしたんです。
だって
実は将来の夢の中に「学校をつくる」というのがあって...
その夢のため、東京で修業を積みたいと思っていたのに、「今」それができる場所が目の前に現れたんです。ふたりを連れて、すぐ見に行きました笑

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そして将来の夢である学校でわたしはミミズになりたくて。
それは、もやもやしてるヒトが
専門性から抜け出して
地域社会にでることで、他者と出会い、
表現することで自分と向き合う、その場をつくり一緒に表現する

そんなミミズになりたいと。それが私の一つの目標だったんです。

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だから私はここわらじ荘を
弁天町をベースとした「他者と出会える場所」&「表現できる場所」にしていこうと決めました。

学校にいるだけでは知り得ないリアルな世界で
漠然とやってみたいな~と隠し持っている種を蒔ける場所。
学校では出会えないような
変なヒトに出会ってしまい、ついつい自分を表現してしまう空間をつくってみたいと思ってしまったんです。


東京の某塾会社から内定いただいており、正直、まだ入りたかったと思っているくらい、いい会社。働いてる方々もみんな素敵でアツくて、ここにいたら成長できると東京ライフを始める気だった。

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就職もせず、食いぶちもなく、
どうやって生きていくか見えないし、怖いし、震えます。
それでも、自分のわくわくセンサーを信じて、
残る覚悟をきめました。

ああ~~怖い!笑

来年から学生じゃなくなりますが、
私は「私」として、ここ函館で生きていきます。







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